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- アメリカのトランプ大統領は、1日(現地時間)に行われた故ジョン・マケイン上院議員の葬儀の最中、ゴルフに行っていたとして批判されている。
- トランプ大統領は、葬儀に参列しないよう求められたと報じられている。大統領はその代わり、バージニア州スターリングにある自身の所有するゴルフコースの1つで1日を過ごした。
- NBCによると、トランプ大統領は就任以来、196日を自身の所有する別荘やホテルで過ごし、153日をゴルフ・クラブで過ごしている。
- トランプ大統領はかつて、大統領になれば「ゴルフに行く時間はないだろう」と語っていたが、実際には歴代大統領よりも多くの時間をゴルフに費やしている。
アメリカでは1日(現地時間)、ワシントンD.C.の重鎮や元大統領、セレブたちがアメリカの「英雄」故ジョン・マケイン上院議員の葬儀に集う中、トランプ大統領はゴルフに行っていた。
トランプ大統領とマケイン氏は、マケイン氏が亡くなるまで対立していて、トランプ大統領は葬儀に参列しないよう求められたと報じられている。トランプ大統領の娘イバンカ・トランプ氏とその夫で大統領上級顧問のジャレッド・クシュナー氏、ジョン・ケリー大統領首席補佐官は、葬儀に出席した。
バージニア州スターリングにあるトランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブから、トランプ大統領は複数回ツイートし、カナダや司法省、NAFTA(北米自由貿易協定)を激しく批判した。
NBCの調査によると、大統領就任から590日、トランプ大統領は196日を自身の所有する別荘やホテルで過ごし、153日を自身の所有するゴルフ・クラブで過ごしている。これは、丸1日でなかったとしても、在任期間の25%にあたる。
中でもトランプ大統領が多くの時間を過ごしているのは、フロリダ州パームビーチにある別荘「マー・ア・ラゴ」だ。他にも、8月にはニュージャージー州ベドミンスターにある自身のゴルフ・クラブで17日間の「ワーキング・バケーション」を取っていて、週末にはしばしばワシントンD.C.から車で30分ほどで行けるバージニア州のゴルフ・クラブを訪れている。
トランプ大統領はかつて、大統領になれば「ゴルフに行く時間はないだろう」と語り、在任中にゴルフへ出かけたり、休暇を取っているとして、何年もオバマ前大統領を攻撃してきた。
しかし、就任から最初の100日間で、トランプ大統領はクリントン元大統領、ブッシュ元大統領、オバマ前大統領よりも頻繁にゴルフをし、最初の1年だけで90日をゴルフに費やした。一方のオバマ前大統領は、1日だった。
[原文:Trump has visited his golf courses on 25% of his 590 days in office]
(翻訳、編集:山口佳美)