もう燃やさない…… バーバリー、消費者の批判を受け、売れ残り商品の焼却処分を取り止め

バーバリー

もう燃やさない。

Facebook/Burberry

  • バーバリー(Burberry)は7月の決算発表で、ブランドを守るため、3700万ドル(約40億9000万円)相当の売れ残った服やアクセサリーを廃棄したことを明らかにした。
  • この対応はソーシャルメディア上で激しく批判され、一部の怒れる顧客からは非倫理的かつ環境に悪いとの声が聞かれた。
  • バーバリーのCEOマルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)氏は6日(現地時間)、プレス向けの声明で、同社は今後一切、売れ残った商品を燃やしたり、本物の動物の毛皮を使用しないと述べた。

消費者からの強い反発を受け、バーバリーは方針を転換した。

2018年7月、バーバリーは決算発表で、ブランドを守るため、3700万ドル相当の売れ残った服やアクセサリーを廃棄したことを明らかにした。

この対応はソーシャルメディア上で激しく批判され、一部の怒れる顧客からは非倫理的かつ環境に悪いとの声が聞かれた。

2005年、バーバリーはこれをブランドとして最低の悪夢だと言っていた。(売れ残った商品を燃やしたのは)これ以上、安売りされたくなかったからで、それはつまり労働者階級の手に渡したくなかったってことでしょ? 貧しい人に持たれるくらいなら、燃やした方がましってことね。本当に最低。


バーバリーが約4000万ドル相当の服や美容グッズを燃やしていたことには、ものすごく腹が立つ。女性向けのシェルターに寄付したり、服が必要な人や仕事を得るためにそれを必要としている人、自立するためにそれを必要としている人たちに贈ることもできたのに、そうはせずにバカみたいに全部燃やすなんてね。

自分やその子どものために服を買う余裕がない人もいる。それでも、衣料メーカーは売れ残った在庫を燃やす。もう@Burberryは買わない。買ったことないけど……

アメリカのオンライン・リセールサイト「ThredUp」は、バーバリーに公開書簡を書くことでこの議論に加わった。

「この世界にはもう、何の問題もない服を無駄にする余裕はない。わたしたちは、ファッション業界によって悪化している環境危機の真っただ中にいる」と同社は言う。

バーバリーへのわたしたちからの公開書簡です。あなたも同じ意見なら@burberryを付けて、リツイートして。

バーバリーは6日の声明で、今後、売れ残りのアイテムを燃やすのを止め、本物の動物の毛皮を一切使わないと述べた。

「モダン・ラグジュアリーは、社会的かつ環境的責任を負うことを意味する。この信念はバーバリーで働く者にとっての核であり、わたしたちの長期的な成功のカギだ。製品に当てるのと同じだけの創造性をバーバリーの全ての部分で生かすと約束する」

CEOのマルコ・ゴベッティ氏は言う。

ThredUpが公開書簡に書いているように、この問題はバーバリーに限ったことではない。シャネルやルイヴィトンといった他の高級ブランドも、自らのブランドを守るために売れ残ったアイテムを焼却処分している。

同様の行いで、H&Mも批判されたことがある。石炭の代わりに服を燃やして電気を作っているスウェーデンの発電所に、同社が売れ残った服を送っていたことが分かったからだ。H&Mは当時、まだ使える服はこれに含まれておらず、発電所に送るのは消費者にとって安全でない服だけだと述べた

世界経済フォーラムによると、ファッションは石油に次ぎ、世界で2番目に環境汚染をもたらしている産業だ。今日、1枚のTシャツを作るのに2700リットルの水を必要としているが、そうして作られた服の大半は無駄になっている。アメリカの環境保護庁によると、毎年260億ポンド(約1200万トン)の布製品がごみとして捨てられているという。

[原文:Burberry is changing its policy of burning millions of dollars of unsold goods after backlash erupts online]

(翻訳、編集:山口佳美)

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