カリフォルニア州クパチーノのアップル本社前にあるビジターセンター。この向かい側にあるスティーブ・ジョブズシアターで、数時間前新iPhoneなど一連の発表が行われた。
KDDIは、アップルの新製品発表会で披露された「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」の取り扱いに合わせて、1年間月額利用料金が最大1020円(税抜)引きとなる「iPhone ギガトクキャンペーン」の実施を公表した。
Apple Special Eventが開かれたアメリカ・カリフォルニア州クパチーノで、KDDI関係者が明かした。
iPhone Xシリーズを対象に最大1年間・1020円引き
作成:Business Insider Japan
iPhone ギガトクキャンペーンは、同社で取り扱っている対象のiPhoneの新規契約、MNP転入、機種変更時に、「au フラットプラン20/30」「au フラットプラン25 Netflix パック」のいずれかへの加入した場合に対象となる。
対象のiPhoneは、今回発表になったiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRに加えて、2017年11月から発売中の「iPhone X」の計4機種。2018年9月14日から11月30日までの申込分が対象となる。
割引額は、auフラットプラン20/30の場合は520円/月、au フラットプラン25 Netflix パックの場合は1020円/月。いずれも割引期間は1年間(12回)だ。
さらにシンプルプランの一部も「スマホ応援割」の対象に
加えて、同社は既存の割引サービス「スマホ応援割」の強化と、「au フラットプラン25 Netflix パック」のデータ容量強化のキャンペーンも行なう。
スマホ応援割は、従来では通話定額プランのスーパーカケホ/カケホへの加入が必須だったが、9月14日からはau フラットプラン20/30および25 Netflix パック契約時のみシンプルプランの選択が可能になる。
また、au フラットプラン 25 Netflix パックでは2018年9月14日から2018年11月30日までの加入者を対象に、申込月の翌月に5GBの追加データ容量を付与する。
計1362円の動画定額サービスも使えて「月額5000円切り」衝撃
作成:Business Insider Japan
今回のKDDIの施策で注目度が高いのは、8月28日から提供が始まったauフラットプラン25 Netflixパックだ。
今回のアップデートで通話無料時間のないシンプルプラン選択時でもスマホ応援割(税抜-1000円/月)が適用可能となったため、最大1年間は月額4980円で25GBの大容量データ通信が利用できる。
この月額料金には、ネットフリックスのベーシックプラン(税抜800円/月)ビデオパスの見放題プラン(税抜562円/月)も組み込まれた価格とと考えると、破格さがわかりやすい。なお、固定インターネット回線とのセットの割引「auスマートバリュー」と組み合わせると、ここからさらに月額1000円が永年割り引かれる。
現時点では、NTTドコモとソフトバンクの20GBを超える大容量プランを見比べても、KDDIのように5000円を切るプランはない。例年の流れを見ると2社も何らかの割引キャンペーンは実施すると思われるが、KDDIはその先陣を切った形だ。
(文・写真・小林優多郎、取材・川村力、取材協力・KDDI)