今、最注目! ユニークなカルチャーで知られる「ネットフリックス」で働くということ

ネットフリックスのCEO、リード・ヘイスティングス氏。

ネットフリックスのCEO、リード・ヘイスティングス氏。

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  • ネットフリックスは、極めてユニークな企業カルチャーを持っている。同社CEOのリード・ヘイスティングス氏はその哲学をまとめたスライドを2009年に公開している。
  • ネットフリックスが最近、リンクトインで行ったQ&A、ネットフリックスの従業員とされるユーザーが2016年に行ったレディットのAMA(Ask Me Anything:何でも聞いて)から、同社の採用プロセスとカルチャーに関するコメントをまとめた。

ネットフリックスは、ユニークな企業カルチャーで有名。同社は仕事ができない従業員や「優秀だが嫌な人物」を許さない。

同社は先日、リンクトインでユーザーが同社のカルチャーや哲学について質問できるQ&Aを行った。

そこでの回答は、同社CEOのリード・ヘイスティングス(Reed Hastings)氏が2009年、ネットフリックスのマネジメント哲学の要約として公開した有名なスライドの内容を色濃く反映していた。

オリジナルコンテンツに注力したり、世界規模に拡大したり、その当時と比べると、同社は著しく変貌を遂げた。だが、そのカルチャーを維持し続けている。

つまり、ネットフリックスで仕事をすることは、他のどの企業で仕事することと、かなり違っているということ。同社に採用されることもそうだ。

レディットで、ネットフリックスの従業員とされるユーザーが2016年に行ったAMA(Ask Me Anything:何でも聞いて)と、リンクトインで行われたQ&Aから、同社の採用プロセスやカルチャーについての本質的なコメントをまとめた。見てみよう。

面接(レディットより)

「面接の約40〜50%は、あなたの人柄と我々の企業カルチャーの相性を確認するためのもの。残りは、必要な能力やスキルの確認。

私の場合、会社が用意したフライトで呼ばれ、8時間、面接された。その時はとても簡単に思えたが、今、思い返してみると、質問の多くは、私の性格が会社に合っているかを確認するためのものだった。私が嫌いな、突拍子もない技術的な質問はなかった」

採用では、カルチャーに合っていることが重要(レディットより)

「8人程度の人と話をすることになる。人事部、上層部の人、配属先のチームメンバーなど。通常、その中の1人だけでもあなたのことが気に入らなければ、採用は見送られる可能性が高い。

最終決定は、募集しているチームに委ねられるが、『No』という意見が1つでもあれば、それを無視することはほぼない」

従業員に期待する資質のリストがある(リンクトイン)

「志望している職種に関連する経験を持っている必要がある。そのうえ、面接では、ネットフリックスの価値観を表すような資質を持っていることを証明する必要がある。

勇敢か? 謙虚か? 好奇心旺盛で、やる気があり、ビジネスについて深く考えているか? 改善のためのフィードバックを行い、またオープンに受けとめることができるか? 根性があり、やり抜く力を持っていて、役職にかかわらず、仕事に真剣に取り組むことができるか? チームプレイヤーか? 包容力があり、自己を認識しているか? これらはすべて我々が求めているもの」

誰も学歴を気にしない(レディットより)

「私は大学中退。だが学歴や学位を話題にしている人を1人も見かけたことはない。

5年、10年、あるいはそれ以上の経験を持つ人と一緒に仕事をするとなると、もう学歴は問題ではない。

あなたが持っている知識でどんな問題が解けるのか、それに尽きる」

自主性と責任(レディットより)

「これまでに務めた企業には、非常に厳格なヒエラルキーがあり、誰もが上司が指示したことに取り組んでいた。ある意味ではネットフリックスもそうだが、指示というよりも、全体像がどうなっているのか、数字がどうなっているのかという内容になっている。

そして、誰もが自分なりのやり方で取り組むことを期待されている。誰かに問題を提示することもできるし、頼まれた人は問題について問い合わせしたり、具体的な手順を確認したりせずに、解決することができる」

職場で番組を一気に見ることができるか(リンクトイン)

「自由と責任 ── 1日を何をして過ごすかは、あなたが決めること」とネットフリックスの担当者は返答した。

何ができ、何ができないかについては、誰も何も言わない。しかし、ビジネスを動かし、影響を生み出すことに責任を持たなければならない。

一部のチームは、業務上、弊社の作品を見る必要がある」

「率直に言うと、ハイペースでエキサイティングなプロジェクトがたくさんあるため、おそらく個人的にネットフリックスを見る時間や、それを優先することはあまりない」

結果を出さなくてはならない(レディットより)

「ネットフリックスは、これまでに働いてきたどの会社よりも、『足手まとい』を解雇することに関して容赦がない。どんな理由であれ、あなたが結果を出せていなければ、あなたを残しておく理由はない」

また、「新入社員レベルの業務」は存在しないとこのユーザーは語った。

つまり大学を卒業してそのまま就職しようとしても、無理だろう。ネットフリックスでのキャリアは、20代半ばからスタートさせた人がほとんど。

仕事の「ベスト」な部分と「ワースト」な部分は同じ(リンクトイン)

「ベストなことは、ビジネスを発展させるために必要だと考えたことなら、何をするのも自由ということ。

ワーストなことは、時間の使い方や具体的に何をすべきか(あなたの役割についての大きな目標以外)を誰も言ってくれないこと。

どの施策が本当に影響力を発揮できるのかの見極めはあなたに委ねられる。時には、それは本当にハード」

ネットフリックスCEO、リード・ヘイスティングス氏が2009年に公開した有名なスライドはこちら。



[原文:How to get a job at Netflix, and what it's like to work there

(翻訳:Yuta Machida、編集:増田隆幸)

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