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- アップル製品についての有名なアナリスト、ミンチー・クオ氏によると、新しいiPad Proにはライトニングポートではなく、USB-Cが搭載される可能性がある。
- これはiPad Proにとっては大きな変化になりそうだ。外部ハードウエアやアクセサリーとの互換性が大幅に向上することになる。
- iPad ProをノートPCの代わりに使う人も増えるだろう。
アップルの新製品に関する数々の予想を的中させてきた著名アナリスト、ミンチー・クオ氏によると、新しいiPad Proにはアップル独自のライトニングポートではなく、USB-Cが搭載される可能性がある。9to5Macが伝えた。
より標準的な規格というほかに、アップルがこれまで使ってきたライトニングポートをやめ、USB-Cポートを採用する理由は正確には分からない。
変更の明らかな利点の1つは、iPad Proがデバイスの充電方法の標準となりつつあるUSB-Cケーブルで充電できるようになるということ。アップルのMacBookとMacBook ProもUSB-Cを採用している。
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クオ氏は、新しいiPad Proには18ワットの充電アダプターとUSB-Cケーブルが含まれるだろうと予測した。
iPad ProにUSB-Cが搭載されると、iPadはコンピューターを置き換えるという選択肢はかなり現実的なものとなる。これは、アップルのマーケティングとも一致している。
実際、USB-CがiPad Proに搭載されると、ユーザーはアップルの標準であるライトニングポートよりもかなり多くのデバイスやアクセサリーを接続できるようになるだろう。
例えば、外付けハードディスクドライブが接続できれば、PhotoshopやiMovieといったアプリケーションを使って膨大な画像や動画を編集する人にとっては極めて有益。音楽関係者であれば、MIDIなどのハードウエアを接続できる。これもUSB-Cのおかげだ。
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本質的にUSB-CはiPad Proに、PCと併用するタブレットではなく、一番目に使われるスタンドアローン・デバイスとして、より多くの利用場面をもたらす。
クオ氏はまた、新しいiPad ProにはFace ID顔認識システムが搭載され、デバイスのアンロックやモバイル・ペイメントに使われるだろうと予測した。
とはいえ、これらはすべて噂、紹介した例も憶測でしかない。アップルがiPad ProへのUSB-Cの搭載を計画しているかどうかも分からない。計画があるとすればという仮定の話に過ぎない。
クオ氏の予想は信頼できるものだが、確実なわけではない。12日のイベントではiPadに関する発表はなかった。おそらく10月のイベントで発表されるだろう。
(翻訳:まいるす・ゑびす、編集:増田隆幸)