アクセル・シュプリンガーのCEOマティアス・デップナー氏は、ネットフリックスの取締役に指名された。
Axel Springer
- ネットフリックス(Netflix)は、アクセル・シュプリンガーのCEOマティアス・デップナー(Mathias Döpfner)氏を取締役会に迎えることを発表した。
- アクセル・シュプリンガーはドイツのベルリンに拠点を置くメディア大手で、Business Insiderの親会社でもある。
- デップナー氏は同社のデジタル部門の成長を助け、その営業利益は今や会社全体の利益の80%を占めるまでになった。
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ネットフリックスは、デジタルパブリッシングのトップをその取締役会に迎えることにした。
同社は18日(現地時間)、アクセル・シュプリンガーのCEOマティアス・デップナー氏を取締役に指名したことを発表した。アクセル・シュプリンガーはドイツのベルリンに拠点を置くメディア大手で、Business Insiderの親会社でもある。
「マティアスをネットフリックスの取締役会に迎えられることを、非常にうれしく思う」
ネットフリックスの共同創業者でCEOのリード・ヘイスティングス(Reed Hastings)氏はプレスリリースで述べた。
「ヨーロッパのビジネスとデジタルメディア、両方の最先端で彼が発揮しているリーダーシップは、世界中で絶えずビジネスを立ち上げ、向上させようと取り組む我々に、かけがえのない視点と洞察をもたらしてくれるだろう」
デップナー氏がアクセル・シュプリンガーに入社したのは1998年。ディ・ヴェルト紙の編集長として入り、2000年以降は経営に参画。2002年にCEOに就任し、デジタル変革を推し進めてきた。同社のデジタル部門の成長を助け、その営業利益は1億1700万ユーロ(約153億円)から25億ユーロに増え、今や会社全体の80%を占めていると、リリースにある。
ネットフリックスの取締役会には他に、アメリカの元大統領補佐官(国家安全保障担当)のスーザン・ライス(Susan Rice)氏や不動産情報サイトZillowの創業者リチャード・バートン(Richard Barton)氏らが名を連ねている。
ネットフリックスは17日、23部門でエミー賞を受賞。その株価は2018年に入ってから79%伸びている。
[原文:Netflix names the CEO of Business Insider's parent company to its board (NFLX)]
(翻訳、編集:山口佳美)