「グランピング」の次に流行るか? 新たな旅のあり方「リュクスペディション」とは

景色を満喫するカップル

「リュクスペディション」は、それぞれの顧客に合わせて計画された冒険的な旅だ。

Shutterstock/Mykolaiko

  • 「リュクスペディション(luxpeditions)」が、グランピングに続こうとしている。
  • 近年、流行している「グラマー・キャンピング」略して「グランピング」では、人々は1泊数万円を払って、キングサイズ・ベッドや専用バスルーム、Wi-Fiを完備した高級テントで過ごす時間を楽しんでいる。そして、ロンドンに拠点を置くBrown + Hudsonは、これに刺激的な冒険を組み合わせた旅を提案する。
  • 同社は本物の冒険と、高級リネンや温かいシャワー、ミシュランの星を獲得した食事といった贅沢を両方楽しみたい人々のニーズに応えようとしている。

旅行に「スリル」と「贅沢」を求めるなら、「リュクスペディション」こそ理想的な旅かもしれない。

リュクスペディションは、ベッドや羽毛布団、Wi-Fiや水道を完備した高級ホテルに泊まるグランピングに似ている。

しかし、リュクスペディションは刺激的な冒険を組み合わせた、一歩先の旅行形態だ。「リュクスペディション」という新たな言葉を作ったロンドンに拠点を置くBrown + Hudsonは、贅沢なアメニティーとともにアドレナリンがほとばしるようなユニークな旅を提案している。

「リュクスペディションは、日中は冒険家ベア・グリルス(Bear Grylls)のような体験を求めても、夜にはほこりや土を払い、温かいシャワーで汗を流して、美味しい食事を取り、きれいなシーツで眠りたい人向けの旅行です」

Brown + Hudsonの創業者フィリップ・ブラウン(Philippe Brown)氏は、フォーブスが入手したプレスリリースで述べている

「もしくはトレイル沿いのどこかで、親しい友人にヘリコプターで駆けつけ、彼らの仲間入りをしてもらい、刺激的な1泊もしくは2泊の旅をシェアしたい場合かもしれません」

同社がこれまでに手掛けたリュクスペディションの具体例として、同社のウェブサイトでは、日中はボートや飛行機、オフロードカー、キャニオニング、マウンテンバイクでユタ州を旅しながら、夜はゼロから作った贅沢なキャンプに泊まり、プライベート・チャーター機を使うことで無駄な時間が一切生じない家族旅行などが紹介されている。

クライミングをする男性

「冒険」と「贅沢」を組み合わせたのが「リュクスペディション」だ。

Doug Pensinger / Getty Images

中東のどこかで12時間にわたってラクダで行く旅も、リュクスペディションの1つとしてフォーブスが報じている。スタートしてから8時間後にはオアシスの木陰で休み、好みのクラフトビールを冷えたグラスで楽しんだという。

「暖かい床、いざという時の衛星電話、シャワー、ミシュランの星を獲得した食事など、お望みの贅沢がテントの中で見つかるでしょう」と同社のウェブサイトには書かれている。「それはサーフィンをするあなたをビーチへ連れていくヘリコプターかもしれないし、洗いたての靴下、冷えたシャンパン、マッサージかもしれません」

こうした冒険を求める富裕層のために、彼らの全ての欲望を叶えてくれる会社は他にもある。

イギリス陸軍の元大尉2人が立ち上げた「Pelorus」は、富裕層向けの旅を計画。そのユニークな内容は、5万2000ドル(約590万円)で行くアンゴラの部族を訪ねるものから、対テロ専門家と行く諜報任務まで、多岐に渡る。

こうした冒険に重きを置いたリュクスペディションの広まりは、近年人気が高まっているグランピングに続くものだ。ニューヨーク港の島では、1泊最大700ドル(約7万9000円)でキングサイズのベッドや1500スレッドカウントの高級シーツ、専用バスルーム、電気、Wi-Fi、フレンチプレスのコーヒーバーを備えた北欧風のテントに泊まることができる。また、アメリカ金融街の元銀行員が立ち上げた「Tentrr」は、私有地で高級キャンプ体験ができる「Airbnbのキャンプ版」とも言えるようなサービスを提供している。

[原文:Are 'luxpeditions' the new glamping?]

(翻訳、編集:山口佳美)

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