WhatsApp共同創業者、沈黙を破り、ザッカーバーグとの冷たい関係を明かす

Facebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏

Facebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏

Reuters/Leah Millis

  • WhatsAppの共同創業者ブライアン・アクトンは2017年、フェイスブックを辞めた。WhatsAppが190億ドルという巨額の費用で買収されてから3年後のこと。最近、アクトンはその経緯について沈黙を破った。
  • アクトンはフォーブスでのインタビューで、WhatsAppに広告を導入することに関する、CEOマーク・ザッカーバーグ、COOシェリル・サンドバーグとの緊張について明かした。
  • またアクトンは、ザッカーバーグが彼に「話をするのはたぶんこれが最後」と言った会議を振り返った。
  • アクトンはフェイスブック史上、最も高額な買収の当事者だったにもかかわらず、ザッカーバーグと親密になることは決してなかったと述べた。

WhatsAppの共同創始者ブライアン・アクトン(Brian Acton)は、フォーブスでのインタビューで、2017年にフェイスブックを辞めた理由について沈黙を破った。現代のシリコンバレーにおける、生々しい戦いの経緯とも言える。

アクトンは2017年、フェイスブックを辞めた。フェイスブックがWhatsAppを190億ドル(2兆円以上)で買収してから3年後のことだ。もう1人の共同創業者ジャン・クーム(Jan Koum)も2018年にフェイスブックを辞めた。フォーブスによるとクームは地中海をセーリング中で話を聞くことはできなかった。

アクトンは、WhatsAppチームとフェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグ、そしてCOOシェリル・サンドバーグとの間が、極めて冷たい関係であったことを初めて公式に認めた。

彼はある会議でザッカーバーグとフェイスブックの弁護士たちの前で、どうすればWhatsAppで収益をあげることができるかと聞かれたことを振り返った。WhatsAppの2人の共同創業者は広告導入を嫌っていることで知られていた。一方、広告はフェイスブックにとって第一の収益源だった。

WhatsApp共同創業者のブライアン・アクトン氏

WhatsApp共同創業者のブライアン・アクトン(Brian Acton)氏

REUTERS/Mike Blake

具体的には、彼らはフェイスブックがWhatsAppに広告を導入することで、アクトンが割り当てられた株式をすべて手にすることになるのかについて争った。

Whatsappの190億ドルの買収は、40億ドルが現金、120億ドルがフェイスブックの株式で行われた。

もしフェイスブックが創業者の意志に反して広告を導入した場合、合意済みの4年の期間の前に、アクトンは割り当てられた株式をすべて手にすることができた。

フェイスブックの弁護士は、マネタイズの検討がこの合意を破ることになるとは思っていなかった。アクトンによると、ザッカーバーグは彼にこう語った。

「話をするのはたぶんこれが最後になる」

フェイスブックに3年在籍し、同社史上最高額となった買収の当事者にもかかわらず、アクトンはザッカーバーグと親しくなったことはまったくないと語った。

「彼について語れることはあまりない」

これはザッカーバーグの人柄について語られることとどこか重なる。控え目に言えば彼が親しいのは少数の友人のみ。一方、厳しく言えば、彼は感情を表さないと言われる。

アクトンの暴露話と同タイミングで、もう1組の創業者たちがフェイスブックを辞めるという衝撃のニュースが飛び込んできた。インスタグラムの共同創業者ケビン・シストロム(Kevin Systrom)とマイク・クリーガー(Mike Krieger)がフェイスブックを去った。

Business Insiderのはフェイスブックにコメントを求めている。

※敬称略

[原文:'This is probably the last time you'll ever talk to me': WhatsApp's cofounder broke his silence about his icy relationship with Mark Zuckerberg

(翻訳:一柳優心、編集:増田隆幸)

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