潜水艦「インディアナ」
US Navy
アメリカ海軍は、バージニア級攻撃型原子力潜水艦の新造艦を就役させた。
現地時間9月29日、原子力潜水艦インディアナ(SSN 789)の進水式がフロリダ州ケープ・カナベラルで行われた。インディアナ州にちなんで名付けられた4隻目の海軍艦で、16隻目のバージニア級原子力潜水艦が就役した。
「インディアナは、潜水艦の7つの中核能力(対潜水艦戦、対水上艦戦、特殊作戦部隊(SOF)の輸送、陸上攻撃、非正規戦、情報・監視・偵察、水雷戦)を遂行するために設計された柔軟なマルチミッション・プラットフォーム」とアメリカ海軍は声明で述べた。
※すでに公開済みの写真もあるが、Business Insiderは魚雷室など、潜水艦内の非公開写真を入手した。
バージニア級攻撃型原子力潜水艦としては16隻目、同級ブロックIIIの艦としては6隻目。
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バージニア級原子力潜水艦はブロック単位で開発されている。各ブロックごとに仕様は若干異なる。
全長:377フィート(約115メートル)、全幅:34フィート(約10メートル)、潜航時の排水量:約7800トン、乗員:140人。最高速力:約28mph(時速約45キロ)。
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艦首と2つの大口径発射筒。各発射筒はトマホーク巡航ミサイルを6発搭載。
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司令室。機密保持のため写真は意図的にぼかされている。右側に見えるのはソーナーモニター、左側(写真には写っていない)には火器管制モニターがある。後ろはナビゲーションモニター。
Chief Petty Officer Darryl Wood
ナビゲーションコンピューターのクローズアップ。
Chief Petty Officer Darryl Wood
バージニア級原子力潜水艦の最新機能の1つは、フォトニクスマストと呼ばれる非船殻貫通型の最新潜望鏡。インディアナでは、潜望鏡の操作にはゲーム機Xboxのコントローラーが採用されている。映像は艦内のあらゆるモニターで確認できる。
操舵席。司令室と同様、写真はぼかされている。
Chief Petty Officer Darryl Wood
艦の下士官のトップ、最先任上級曹長の執務スペース。後ろに見える赤いタグが付いた装置はデコイ発射装置。
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魚雷室。Mk48 Advanced Capability魚雷の速力は時速50マイル(時速約80キロ)以上。世界で最も強力な魚雷の1つ。
Chief Petty Officer Darryl Wood
魚雷発射管。
Chief Petty Officer Darryl Wood
【動画】魚雷を装填する様子。
魚雷担当の下士官は、魚雷の横で寝る。
Chief Petty Officer Darryl Wood
士官の個室は多少、プライバシーが確保されている。
Chief Petty Officer Darryl Wood
食堂、艦で最大のオープン・スペース。
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【動画】テストの様子。
(翻訳:一柳優心、編集:増田隆幸)