Thomson Reuters
- 10日(現地時間)、ニューヨーク株式市場は急落した。
- ダウ工業株30種平均は831.83ドル安と、1日の下げ幅としては史上3番目の下げ幅で取り引きを終えた。
- ワースト10をチャートで振り返ろう。
世界経済の減速や長期金利の上昇、貿易摩擦に対する懸念から、10日のニューヨーク株式市場は大幅安となった。
ダウ工業株30種平均は831.83ドル安と、1日の下げ幅としては史上3番目の下げ幅で取り引きを終えた。
過去を振り返ってみると、史上最大の下げ幅を記録したのは2018年2月のことだ。2月5日、ダウは1175.21ドル下げた。それまでは2008年9月29日の777.68ドル安が史上最悪だった。議会が不良資産救済プログラム(TARP)を否決した後のことだ。
だが、これらの下げ幅が「パーセンテージ」でないことにも注目だ。ここ数十年、NYダウは上昇を続けていた。「ドル」で見る下げ幅と「パーセント」で見る下げ幅は異なる。10日の下げ幅は3.2%で、1987年のブラックマンデー(22.6%)や1929年の大暴落(12.8%)などに比べれば小さい。
以下のチャートは、「ドル」で見た1日の下げ幅ワースト10だ。
Business Insider/Andy Kiersz, data from Yahoo Finance
[原文:Here are the biggest one-day point drops in the Dow's history]
(翻訳、編集:山口佳美)