海外旅行の現地ならでは情報と“友達”を調達できるシェアエコサービスがオススメの4つの理由

海外に日本人の友人がいて、もし現地のマニアックな場所を教えてくれたり、現地交流のハブになってくれたりしたら、どんなに素晴らしい旅になるだろうか。しかしながら、行きたい国にたまたま友人が住んでいるなんてことは、ほとんどの人にとってはあり得ないこと。

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gettyimages / Pakin Songmor

そんな時に便利なのが、現地に友人がいなくても、旅行案内をしてくれる人が見つかるシェアリングエコノミーサービスのトラベロコです。(格安航空券の比較サイト「トラベルコ」と名前を間違えられやすいサービス名なので注意)

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筆者が体験した旅のシェアエコサービス、トラベロコのトップページ。

出典:トラベロコホームページより

2018年10月時点でのユーザー登録者数が10万人超。海外在住日本人にとってのサービス知名度は高いのですが、国内ではほとんどメディア露出してこなかったため、国内の認知度はまだまだ低いサービスです。

世界170カ国2200都市以上の在住日本人3万8000人以上が、旅のサポートをオンライン・オフラインで対応してくれます。





「日本で育った人」のみをホストに採用する独自の基準

不安な海外で頼りにする相手を探すサービスであるため、期待したサービスではなかったり、ミスマッチが起きた時のゲストの落胆は大きい。そこで、相手のニーズが言語化されてなくても察することが得意な「日本で育った人」のみをホストとして審査OKにしています(国籍が日本でなくても日本で育った人はOK)。

ホスト登録者の属性を限定しまうことで差別につながるのでは?との批判も多いとのこと。しかし、運営へのクレームがやがて静まるほど、明確なメリットがあったそうです。

現地の日本人にしても、移住して知った情報を、同じ日本人に共有したい人は多いようです。

海外旅行初心者がどんな旅になるか体験してみた

今回、シェアリングエコノミー研究家の私と、フリーランスの友人の計2人で、トラベロコを実際に体験して4泊5日の旅行をしてみました。タイのバンコクへ「現地の文化を楽しむ旅」と「フリーランスの拠点探し」を目的とした旅行です。

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トラベロコの「バンコク」ページTOP画像。現地で案内を頼みたい人の顔がみえる。

出典:トラベロコのホームページ

国別の掲示板に質問投稿するのは無料でできるようで、現地のおすすめスポットなどを質問したところ、2日間で28件もの回答が得られました。

「物価が安い」イメージがあったバンコクですが、「日本と同じレベルの生活をしようとすると実際は安くはない」「日本食だと日本より高い」ようです。年々物価が上がってきており、「数年前にバンコク旅行に行った人」からのアドバイスでは分からなかったリアルタイムの情報を知ることができました。

28件の回答者の中で、今回2人の方にサービス提供を依頼しました。

  • 「バンコク歴30年以上の熟練者」に食事同行と観光案内(計3時間で1万3200円)
  • 「バンコクと日本で2拠点生活をしている人」に食事同行(1時間で4400円)

トラベロコで海外在住日本人に実際に現地案内してもらって分かった4つのメリットです。

(1) 観光客がいない現地の人ご用達の飲食店を楽しめる

現地

現地の人しか来ないというタイ料理屋に連れて行ってもらった。英語の表記はなし。

筆者提供

観光客がいないタイ料理のお店に連れていってもらいました。「タイ料理の現地味は辛すぎるので、辛さ控えめで注文代行」「テーブル上の調味料の使い方」「フォークとスプーンの現地での使い方」「チップの相場」などを食事しながら丁寧に教えてもらうことができました。

現地の人向けの飲食店で、大人3人が満腹まで食べても、1人1053円相当(307バーツ)の格安で食事ができました。

(2)海外初日に現地のリアルタイムの生の情報をゲット

スラム街

現地の裏路地を歩いた。現地に住む人の案内なしでは、こころもとない。

筆者提供

バンコクに到着して、すぐに海外在住の方とお会いする予定を入れたことで、あえて予定を空白にしていた3-5日目の旅行のヒントを得ることができたほか、

  • 依頼者のニーズに基づく、観光スポットのオススメ情報と実際の移動時間
  • “配車アプリではない現地タクシー”のリスクの高さについて

などのリアルタイムの情報も知ることができました。

また、海外初日でなくても、事前にオンラインで旅プラン相談するサービスもありました。「現地で実際の移動時間など、住まないと分かりにくい部分」を教えてもらえます。

(3)「知り合いが現地にいないと行きにくい場所」へ行ける

賑わうバッポン通り

夜の繁華街の観光スポット、バッポン通り。現地に詳しい人と一緒なので、初めての場所でも安心していくことができる。

gettyimagis / Placebo365

バッポン通りというタイの夜の繁華街の観光スポットにも同行してもらいました。スリなどに遭う恐れもあるため、財布、パスポート、スマホなどを全てホテルに置いて、というアドバイスに従い、さらに同行してもらえたことで、海外旅行初心者には多少不安な場所でも安心感がありました。

その他、「15万円を支払って10日間ずっと現地案内をお願いする」日本人のグループがいるなど、依頼内容はさまざまなようです。

(4)個人・法人の海外進出前の事前調査に使える

海外でフリーランスの仕事スペースの拠点探しをしようと考えていたところ、トラベロコのホストから、「ワークパーミット」(タイの労働許可証)を取得しないと長期滞在が難しいとアドバイスされました。また、許可証を得るためには法人として数百万円以上の準備金が必要というハードルの高さがあると。

「フリーランスがタイでノマド生活」というSNS発信などに憧れて、今回検討しましたが、長期ノマド生活をするには法律面のハードルが高いことが分かりました。

今回依頼したホストの方は他にも、「現地法人との通訳」「植物輸入の手配代行」などをお願いされることが多いと言われていました。

マニアックな体験を求める層の受け皿に

屋台

地元の人が通う屋台も、楽しむことができた。

筆者提供

トラベロコを使うことで、個人のニーズに合わせた完全オーダーメードの旅が実現できました。さらに旅行慣れしてくれば、マニアックな旅を作ることもできます。

一方で、個人間取引サービスゆえに、サービス品質は一定ではなく多様。ゲストもお客様ではなく、対等な個人同士の取引です。それゆえ、トラベロコの掲示板で無知な質問をしてしまった際に、「もっと調べてから質問をしてほしい」と回答者からお叱りを受けることもありました。

今回のトラベロコの体験を一言でいうと、「海外に住む親戚のおじさん、お兄さんに現地の楽しい過ごし方を教えてもらった」ような感覚です。慣れない異国の地で親族にサポートしてもらえるような心強さがありました。

ITサービスなどの急速な発展で、2〜3年前の海外情報ですら古くなってしまう時代。リアルタイムの情報やマニアックな情報をいつでも仕入れられるトラベロコのようなサービスの需要は増えていくのではないでしょうか。


加藤こういち:シェアリングエコノミー研究家。シェアリングエコノミーを500回以上使ってミレニアル世代のライフスタイルにどう入れていくべきかを研究中。4年前に上京してからシェアエコで孤独を解消したことをキッカケにその魅力にはまる。シェアエコ事業者、ホスト、ゲスト視点でバランスよく、業界情報を整理して発信することで社会貢献するのがミッション。

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