Palmが復活をかけるカードサイズのスマートフォン、スマホ中毒への切り札になるか

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  • Palm(パーム)は2000年代はじめ、PDAのパイオニア的存在となったメーカー。今、新しいスマートフォンで復活しようとしている。
  • 新しいスマートフォンはクレジットカードほどのサイズ、すでに持っている通常サイズのスマートフォンと連携できるようだ。
  • アイデアとしては、小さな端末を持ち歩き、いつも使っているスマートフォンを家に置いておくことで、スマートフォンの使用時間を減らそうというもの。
  • 11月に350ドルで販売される。
  • NBAゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーがプロモーションに起用された。

2000年代はじめ、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)のパイオニア的存在となったPalm(パーム)は、通常のサイズのメイン機のサブ機となるトラベルサイズのスマートフォンで復活を果たそうとしている。

Palmが最後に携帯電話を発表してから8年が経った。最後のモデルは、我々がかつて愛用したブラックベリー・スタイルの物理キーボードを搭載したモデルだった。

だがPalmは新たな「ウルトラ・モバイル」フォンでブランドを再生した。Palmは「ウルトラ・モバイル」フォンを使えば、「目の前のことに集中し、人生の最も重要な瞬間を楽しむ」ことができるようになるとアピールしている。

端末はまだ発売されていない。だが、11月に350ドル(約3万9000円)で購入できるようになるとThe Vergeは伝えた。アイデアとしては、小さなPalmの端末を持ち歩き、いつも使っているスマートフォンを家に置いておくことでスマホ中毒に対抗しようというもののようだ。

そしてなんと、新しい端末のプロモーションにはNBAのスター、ステファン・カリー(Stephen Curry)が起用された。

新しいPalmのスマートフォンは、クレジットカード(約5×10センチ)サイズのAndroid端末で、基本的にはすでに所有しているスマートフォンのサブ機になると思われる。

メインのスマートフォン(Android、iOSの両方に対応)と同期し、同じ携帯番号を使い、電話、メール、その他の通知を受信できる。ただし、これらはベライゾンのネットワークのみで可能となる。

注目すべきは、Palmはコンパニオン端末としてアピールしているものの、この端末自体もフル機能を搭載したスマートフォンのように思えること。

フロントとリアの両方に高品質なカメラを搭載、かなり一般的なバージョンのAndroidが動くようなので、Google Playストアからアプリをインストールしたり、Google Assistantを使うこともできるようだ。

これは通話とメールの機能以外を取り除くことでスマホ中毒の問題に対処しようとする最近のミニマリスト・スマートフォンとは対照的なアプローチだ。

バッテリーの持ち時間は仕様を見る限り、素晴らしいものとは思えない ── Palmは約8時間持つとしている。だが、通話や通知をフィルタリングする「ライフモード(Life Mode)」を使えば、1日中使えるとしている。

Palmのウェブサイトには、ケイト・スペードのブレスレット、自転車用マウント、スポーツ用ケース、メインのスマートフォンにつなぐストラップなど、持ち運びコンセプトを強化する専用アクセサリーが数多く掲載されている。

最近、大きな復活を遂げているのは、Palmだけではない。ブラックベリー(BlackBerry)は2017年にKeyOneを、2018年にはKey2を発表、どちらも物理キーボードを搭載している。

中国のテック大手「TCL」は現在、Palm、BlackBerryの両方を所有、好調な決算を反映している。

[原文:A legendary gadget brand is making a comeback with a plan to fight app addiction by making a smaller smartphone to go with your regular one

(翻訳:一柳優心、編集:増田隆幸)

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