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今回は少し決算とは離れますが、以前いくつかをnoteにアップした時にとても好評だった、仕事に役立ちそうなハックを元に、新しい取り組みを試してみたいと思います。題して「お仕事ハック」コーナーです。
noteを書き始めたからかもしれませんが、ここ数年間で「お仕事ハック」に関する相談をたくさん受けるようになりました。
「お仕事ハック」と言っても色々なレベルがあります。上場企業の経営者から経営戦略・プロダクト戦略・人事戦略に関して相談を受けることもあれば、学生時代の後輩から日々の仕事に関する相談を受けることもあります。稀ですが、異性関係に関する相談を受けたこともあります。これは仕事と関係ありませんね(笑)。
私は自称「生産性マニア」なので、日々色々な「お仕事ハック」を開拓することに余念がありません。例えば、以下の記事などは非常に多くの方に読んでいただいています。
参考記事:「話す方が4倍速い」生産性アップに音声入力。本執筆、おかず1品、英語授業の字幕も
相談をいただくと、できる限りにおいて全力で回答しているわけですが、数をこなしていると似たような相談が出てきます。内容によっては、一般化して多くの方の役に立ちそうだな、と思うことも多々あるので、そういった相談をノートやメルマガで広く募って、Q&Aとして紹介してはどうかと思い始めた次第です。
一番下に質問を受け付けるための連絡先を記載していますので、私に何か聞いてみたいという方は、どしどしご応募ください。
今日は第1回目ということで、普段意外とよく聞かれるこの話をしたいと思います。
【質問】シバタのPC環境、デスク環境は?
シバタさんはどんなPCを使っているのでしょうか。デスク環境なども知りたいです。
こんなことを知りたい人がいるのか?と私も最初は思っていたのですが、実はこれが意外とよく聞かれます。
【回答】 ケチらず常に最新機種を、オフィスと自宅を完全に同じ環境にしています。
私のPC環境、デスク環境に対する考え方は、「いかにストレスを減らすか」という点に集約できます。
私の場合、少なくとも1日に8時間以上はどこかしらのデスクでPCに向かって仕事をしているので、その環境をストレスフリーにするというのは人生においてとても大事なポイントです。
そのためにやっていることとして、
・常に最新のハードウェアを利用する
・オフィスと自宅で可能な限り同じ環境にする
という二つに注意をしています。
PCは常に最新のMacBook Proを毎年買い換える
PCに関しては、私の場合まさに商売道具であり、自分がプロであるとすればプロにふさわしい道具を使うべきだと思っています。
出典:Apple
以前は「PCを複数台保有してデータを同期する」ということをしていましたが、データの同期に問題があったり、片方が壊れたりといったことが起こると、メンテナンスコストが非常にかかるので、今は1台のMacBook Proにすべてを集約しています。
新しいMacBook Proが発売されると、必ず最新機種を購入してます。MacBook Proは、だいたい1年に1回は新しいバージョンが出るので、毎年新しいPCを購入していることになります。
なぜこんなことをしているかと言うと、常に最新の機種を使うことでPCが遅いという問題に遭遇しにくくなる利点もありますが、一番大きな理由は「ハードウェアの故障リスクを減らす」ということです。最新機種を購入してから1年くらいの期間だと、ハードウェア故障が起こる可能性がかなり低いと思うのでこのようにしています。
MacBook Proの13インチでそれなりのスペックのものを買うと、日本円で約20万円くらいだと思いますが、毎年最新機種を20万円で購入して、それまで利用していたものを10万円程度で売却しているので、差し引き毎年10万円程度のコストがかかっていることになります。
毎年10万円程度のコストを高いと見るか、低いと見るかですが、私の場合この1台しか利用しないので十分許容できると判断しています。
オフィスと自宅を全く同じ環境にする
MacBook Proのディスプレイやキーボードを使うことはほとんどありません。
私の場合、オフィスと自宅に全く同じディスプレイとキーボード、マウスが設置してあるので、MacBook Proをそれらに接続して、普段は閉じたまま使っています。
オフィスと自宅で全く同じディスプレイ、キーボード、マウスを利用するというのがポイントで、どこにいても同じように仕事ができる環境を作っています。
実際に利用しているのは以下の製品になります。
提供:LG
提供:Apple
提供:Apple
ディスプレイは、値段は非常に高価ですが、Apple製品との相性が非常によく、付属のUSB-CケーブルでMacBookと接続すると電源も供給されるため、普段からMacBookの電源アダプターを持ち歩く必要がないというのは非常に大きな利点になっています。
投資は机ではなく椅子へ
私は机ではなく、椅子に投資するようにしています。自宅とオフィスに全く同じアーロンチェアを設置しています。
提供:Herman Miller
前述の通り、私はPCに1日8時間程度向かっています。そうすると椅子に8時間程度座っていることになるので、椅子が良くないと姿勢が悪くなったり腰痛が悪化したりするため、椅子にはしっかり投資をするようにしています。
アーロンチェアが素晴らしいのは、もう約10年以上利用しているものもありますが、まだ十分壊れずに使えているという点です。
自宅には外部ストレージとバックアップ用ストレージ
デスク周りの環境に関連することだと、自宅には外部ストレージとバックアップ用のストレージを置いて、USB-Cケーブルで常にLG UltraFine 5Kディスプレイに接続してあります。
こうしておくことで、MacBook Proをディスプレイに接続すると自動的にこれらのストレージが認識されます。
ストレージは2TBのSSDを購入して、以下のようなケースに入れているだけです。
- ELUTENG 2.5 USB C Enclosure UASP Clear USB-C Gen1 External Hard Drive Case
冒頭にも書きましたが、今回新しい取り組みとして「お仕事ハックコーナー」をトライアル的に書いてみました。
この「お仕事ハック」のコーナーを続けてほしい!という方は、この記事に「いいね!」をお願いします。「いいね!」の数によって今後の継続可否を決めていきたいと思います。
皆さんからの質問をお受けして、今後回答していきたいと思いますので、ぜひ遠慮せずにお気軽にご質問ください。
「普段の仕事で困っていること・相談に乗ってほしいこと・聞いてみたいこと」など、私に相談したい方は以下からお気軽にご連絡ください。生産性を上げるためのコツでも、職場での人間関係でも、転職相談でも何でも受け付けます。ノート・メルマガのQ&Aコーナーで回答します。(質問者の匿名性は担保しますのでご安心ください。)
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シバタナオキ:SearchMan共同創業者。2009年、東京大学工学系研究科博士課程修了。楽天執行役員、東京大学工学系研究科助教、2009年からスタンフォード大学客員研究員。2011年にシリコンバレーでSearchManを創業。noteで「決算が読めるようになるノート」を連載中
決算が読めるようになるノートより転載(2018年10月16日公開の記事)