クロックスは10代に人気。
Facebook/Crocs
- パイパー・ジャフレー(Piper Jaffray)の半年に1度の調査によると、クロックス(Crocs)の人気が10代の間で急上昇している。
- クロックスは今や10代の若者に人気のフットウェア・ブランドの13位だ。2017年の27位から順位を上げた。
- クロックスの人気の高まりは、いわゆるアグリーファッション人気のおかげかもしれない。
クロックス人気が再来している。
パイパー・ジャフレーが22日(現地時間)に公表した、半年に1度の10代の志向に関する調査によると、クロックスの人気がここ1年で急上昇している。今や10代に人気のフットウェア・ブランドの13位だ。
2017年の春の調査で38位だったクロックスは、2017年の秋の調査で27位に、今回の調査で13位に順位を上げてきた。パイパー・ジャフレーによると、クロックスのマインドシェアは10代の間で急速に伸びている。
「最もブランド力を上げてきたのは、バンズ(Vans)、アディダス(Adidas)、ルルレモン(Lululemon)、そして驚くべきことにクロックスだ」と、同社のアナリストは書いている。
バレンシアガ(Balenciaga)のクロックス。
Balenciaga
だが、いわゆるアグリーファッションの流行を考えれば、クロックス人気にもうなずける。
「アグリーなプロダクトが今やむしろトレンディーになっている。デザイナーブランドが独自のアグリー・アイテムを出したおかげだ」と、Business Insiderのメアリー・ハンブリー(Mary Hanbury)記者は報じた。「これは素晴らしいマーケティング戦術だ —— あまり魅力的とは言えない高価なプロダクトは、ソーシャルメディアで反発を生み、結果的に大きな話題となる」
そして、クロックスほどアグリーなブランドは多くない。
結果として、ハイファッションのデザイナーたちはこぞってクロックスを使いたがり、バレンシアガ(Balenciaga)の作った850ドル(約9万6000円)のクロックスはほぼ一瞬で売り切れた。その後、バレンシアガが出したクロックスのスティレット・ヒールもすぐに大きな話題となった。
しかし、ほとんどの10代の若者は、クロックスに何百ドルもつぎ込んではいない。ソーシャルメディアを見ていると、平均的なティーンがクロックスを評価するのは、その手頃さだ。
今年もクロックスは豊作。
好き嫌いにかかわらず、クロックスのブランド力は強く、すぐに見分けがつく。これも10代の若者が評価するポイントだ。パイパー・ジャフレーによると、10代の若者たちは「ファッション」よりも「ブランド」志向が強まっているという。
昨日は #NationalCrocsDayだったのに、どうして誰も教えてくれなかったの???
お知らせ:クロックスとの新しい写真を取り直さなくちゃ。今はもっとたくさん持ってるの!!! @Crocs
ハッピー・ナショナル・クロックス・デー #ILoveCrocs @Crocs
10月23日にはナショナル・クロックス・デー。クロックスを履いて来るのを忘れないで。
クロックスのファンは10月23日を「ナショナル・クロックス・デー」と定め、ソーシャルメディア上でクロックス愛を見せている。
[原文:Crocs' popularity is skyrocketing among teens as ugly fashion takes over]
(翻訳、編集:山口佳美)