人手不足が深刻化するなか、政府は外国人労働者の受け入れを拡大する方針です。
「移民政策はとらない」というのが以前からの建前ですが、実際にはすでに多くの外国人が日本で働き、日々の暮らしを営んでいます。Business Insider Japanが掲載した記事の中から、現場の実情と課題がわかる5本を選びました。
頼みは“出稼ぎ留学生”「単純労働者受け入れない」けど外国人店員だらけの日本
コンビニや飲食店で外国人のアルバイト店員を見かけることは、すっかり当たり前になりました。本来は勉強を目的に来日した「留学生」ですが、実際には「出稼ぎ」が主目的というケースも目立ちます。実態を報告します。
フジテレビ「タイキョの瞬間!」だけでは語りきれない不法就労外国人
不法就労する外国人が摘発される過程を追った、フジテレビのドキュメンタリー番組「タイキョの瞬間!密着24時」。描かれたのは「不良外国人」の姿でしたが、放送後に「外国人への差別を助長する」と、ネット上では批判の声も上がりました。不法滞在となった外国人たちは、みんなが「不良」なのでしょうか? 東京入国管理局を訪ねました。
外国人労働者さらに十数業種で受け入れ拡大を検討——成長望むなら腰を据えて
外国人の受け入れは経済成長を求める限りは必要だ。ただし 「人手不足への一時的な処方箋」 という位置づけでは「こんなはずではなかった」という事態を招く。受け入れるならば腰を据えて、という覚悟を持たなければ——。統計データや海外事例の緻密な分析に基づいた骨太の論考です。
留学生就活の壁は「日本ルールへの最適化」——日本企業はグローバル人材を採る気があるのか
海外市場に活路を求め、グローバル人材の採用を強化する日本企業が増えています。それなのに、留学先にあえて日本を選び、日本で就職したいと考える学生たちが、就活で「壁」を感じることが少なくないようです。
「だから日本は少子化だ」三菱UFJモルガンから休職命令を受けた幹部が激白
「ダイバーシティー」という言葉は、一昔前に比べれば経済界でもかなり浸透してきました。しかし国籍や性別、抱えているさまざまな事情にかかわらず「誰もが働きやすい職場」は、ヨーロッパの先進的な国などに比べるとまだまだ多くはありません。「育児休業を取ったことをきっかけに勤務先の日本企業とトラブルになった」。アメリカの大学を出て、ウォール街の大手金融機関を経て来日した男性の話を聞きました。