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「未来のモールはデパートを必要としない」米ショッピングモール運営大手のCEOが語る

シアーズ

Getty/Scott Olson

  • アメリカのショッピングモール運営大手サイモン・プロパティ・グループ(Simon Property Group: SPG)は近年、eコマースの成長に押されてきた。
  • かつてアメリカ小売業の象徴とも言われたシアーズ(Sears)は、SPGのショッピングモールにも数多く店を出していたが、最近、破産を申請した。
  • SPGのCEOデビッド・サイモン(David Simon)氏は、こうした百貨店の閉店は業界全体にとっては良いことで、未来のモールは大規模デパートを必要としないと述べた。
  • SPGの最新の株価情報はこちら

アメリカのショッピングモール運営大手サイモン・プロパティ・グループ(SPG)は25日(現地時間)、未来のモールにデパートは不要だと述べた。

オンライン・ショッピングが台頭する中、SPGの株価は2016年7月以来、最大で36%下落し、同社は立て直しの道を模索している。SPGは10月初め、かつてアメリカ小売業の象徴とも言われたシアーズが連邦破産法11条の適用を申請、年内に142店舗を閉店すると発表したことでも、さらなる打撃を受けている。

しかし、シアーズの再編はSPGにとって、そのモール・ブランドをデザインし直す「またとないチャンス」になると言う。

未来のモールは「デパートを必要としない」と、SPGのCEOデビッド・サイモン氏は25日、同社の第3四半期の決算発表で投資家に語った。

また、SPGが運営するモールに入っている17のシアーズについては、他のテナントもしくはより小規模な小売業者のグループと入れ替えていくとした。

「我々は再開発をしていく」と、サイモン氏は述べた。「これを機に資産を活用し、ポジティブなモメンタムを生み出していく。そうすることで、客足を伸ばしていけるだろう」

サイモン氏は2018年に入って、すでに一部のデパートを閉店させていて、それによって売り上げが伸びたと言う。

「我々の業界は、こうした大規模デパートを持つことに取りつかれ過ぎていた」と、同氏は語った。

「我々にこれら(大規模デパート)は必要ない。実際、こうした大規模店舗から我々は大した経済的利益を得ていない…… 多少は失うものもあるだろう。だが、最終的には我々にとっても、恐らく業界全体にとってもこれは良いことだ」

SPGは25日、第3四半期の決算報告をし、アメリカ金融街の予想を辛うじて上回った。ブルームバーグのアナリスト予想である1株あたり3ドル、14億700万ドルの売り上げに対し、1株あたり3.05ドル、14億900万ドルの売り上げとなった。通期では、SPGは1株あたり12.09~12.13を、アナリスト予想は12.10ドルを見込んでいる。

SPGの株価は2018年に入って4%値上がりしている。

[原文:The US's biggest mall operator says the mall of the future 'doesn't need department stores' (SPG)]

(翻訳、編集:山口佳美)

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