Hollis Johnson
- 今、10代が使っているスラング(俗語)を知っていると思っているかもしれない。だが、あなたが知っているスラングは時代遅れになっている可能性が高い。
- 「YOLO」「swag」「bae」は時代遅れと10代はBusiness Insiderに語った。
- 完全に馬鹿にされることなく、Z世代が実際に使っているスラングを使いこなす方法を見てみよう。
2018年5月、サブウェイ・カナダはTwitterユーザーを対象に、同社の好きなブレッドを投票してもらう調査を実施した。その際、同社は好きなブレッドのことを「bread bae」と呼んだ。
結局、投票した人はいなかった。サブウェイ カナダには13万5000人のフォロワーがいるにもかかわらず。
念のために伝えておくと、最終的に1万3000回もリツイートされた上記の調査結果のツイートは、ニセの結果で、ツイートを促すためのPR戦略と結論づけた人もいた。
いずれにせよ、ネットユーザーには受け入れられなかった。多くの人は「bread bae」はズレたマーケティング担当者が無理やりでっち上げた言葉のように思えると述べた。
多くのブランドが、10代が使う言葉を使って10代の関心を惹こうとして失敗した。Z世代のスラングは長年にわたってさまざまな広告に使われ、しばしば企業がまさに関心を惹こうとした消費者層の怒りを買った。
全米104名の10代を対象に最近Business Insiderが実施した調査は、Z世代が現在使っている言葉を明らかにした。
10代がうんざりする、古臭い言葉と代わりに使う11の言葉をまとめた。
その1. 「Swag」はクールで憧れの対象となる人のこと、“have swag”と使うこともできる。だが、10代によると、2012年以降は流行っていない。
Soulja Boy Tell'em/YouTube
今、10代はクールなことを表現する言葉として「lit」を使うことが多い。基本的に人に対しては使わないので、「Swag」とは少し違う。状況や物事が「lit」と表現される。
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その2. 「Bae」はアフリカ系アメリカ人の英語(AAVE)の「babe」の発音に由来する。大切な人を表現する時に極めてポピュラーな表現だった。だが、もう使い古されていると10代は言った。
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出典:Urban Dictionary, Business Insider survey
実際のところ「bae」の代わりに流行っている言葉はない。だが、友だちを名前以外で呼びたい時、10代のお勧めは 「bruh」。
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その3. ドレイクは2012年の曲『The Motto』で「YOLO」を流行らせた。「You only live once(人生は一度きり)」の頭文字で、今を楽しむことを正当化するフレーズになった。
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今、「YOLO」 はかなり時代遅れ。ラップから生まれた、Z世代が好きな流行のスラングがある。DJキャレドの「key」あるいは「major key」。絶対に欠かせないこと、重要なことを表す。
Sergi Alexander/Getty
その4. 「Rad」は「cool」の同義語、だが10代は完全にズレていると言った。実際、1990年代以降、流行っていない。
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coolを表現する時は「chill」を使うと良い。人、状況、物事に「chill」は使える。必ずしもリラックスや、落ち着いていることを意味するわけではない。
Sergi Alexander/Getty Images for Get Schooled Foundation
その5. 10代はまた、使ってはいけない言葉として「gnarly」をあげた。これも「cool」の同義語だが、70年代から80年代の言葉だ。
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その6. 「Savage」は、自由に馬鹿げた行動をする人を指す。だが通常、何らかの憧れを表している。Savageは、多くの人がやりたくてもできないことをしばしば行っている。
Robin Marchant/Getty Images
だが「savage」は時代遅れ。残念な状況にあるか、(もしかすると、savageな誰かによって)傷つけられた友だちへの思いやりを示す時には、10代は「oof」を使う。
Hollis Johnson
その7. 「On fleek」は完璧なものを表す。これもアフリカ系アメリカ人の英語(AAVE)に由来する。2014年、あるユーザーがVineで自分の「eyebrows on fleek」を自慢したことで流行った。
Arnd Wiegmann/Reuters
10代は代わりに「looking snatched」を使うべきと言った。基本的に"on fleek"と同じ意味。
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その8. 「Sick」は、80年代から2000年代まで、ずっとcoolなスラングだった。だが10代にとっては、時代遅れ 。
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本当に素晴らしいことを表現するためには「slay」を使おう。例えば「She slays」と使う。
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その9. あなたが、Z世代の近くで「coolio」を使おうと思わなかったことを願う。少なくとも2000年代初めから流行っていない。
Don MacKinnon/Getty Images
完璧なものを表現する流行りの言葉は「GOAT」。「greatest of all time」の頭文字。
Jason Miller/Getty Images
その10. 「Dabbing」は2014年の夏に生まれ、約1年後にピークに達した。だが2018年の今、あなたがまだ使っているようなら、10代は本気でうんざりするだろう。
Marco Luzzani/Getty Images
「Yeet」はダンスの動きでもあるが、Z世代に今も受け入れられる言葉。この言葉には多くの意味がある。Yesという意味、物を遠くに投げること、あるいは単なる感嘆符として使われる。
Steven Ferdman/Getty Images
Z世代にとってcoolなことを指す言葉は「Gucci」。誰もがすごく欲しがっていることを表す。また、「it's Gucci」「sounds Gucci」は、うまく行っていること、大丈夫なことを表す時に使える。
Facebook/Gucci
(翻訳:一柳優心、編集:増田隆幸)