トランプ大統領、「アメリカの政治的断絶はニュースメディアのせい」と主張

トランプ大統領

アメリカのトランプ大統領。

Evan Vucci/AP

アメリカのトランプ大統領は28日夜、国内の政治的断絶や憎悪は「フェイクニュース」のせいだと主張した。前日には、ペンシルベニア州ピッツバーグのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で銃撃があったばかりで、当局は「ヘイトクライム」として訴追するとしている。

トランプ大統領は、「フェイクニュース」が国内の政治的断絶を共和党や保守派、トランプ大統領のせいにしようと躍起になっていると書いた。

大統領は「フェイクもしくはいい加減な」メディアの報道が「問題をより大きくしている」と主張している。

フェイクニュースが、我々の国に長きにわたって存在する断絶と憎悪を共和党、保守派、そしてわたしのせいにしようと躍起になっている。実際は、そのフェイク&いい加減な報道が、彼らが理解する以上に問題を大きくしている!

トランプ大統領のこのツイートの前日、アメリカではペンシルベニア州ピッツバーグのシナゴーグで銃撃があり、11人が犠牲になったばかり。ユダヤ人団体「名誉毀損防止同盟(ADL)」はこの事件を「アメリカ史上最悪のユダヤ人コミュニティーに対する攻撃」と呼んでいる。

そして先週は、オバマ元大統領やヒラリー・クリントン元国務長官を含む、民主党に関係する複数の政治家やメディア関係者に爆発物が送り付けられる事件が相次いだ。

これらの爆発物を送った疑いで、シーザー・セイアク(Cesar Sayoc Jr.)容疑者が逮捕され、フロリダ州プランテーションで身柄を拘束されている。報道によると、セイアク容疑者はダッジ・ラムのバンの近くで逮捕され、その車にはトランプ大統領や共和党支持を示す数多くのステッカーが貼られていたという。

28日のツイートの前、トランプ大統領は民主党への多額の寄付で知られるトム・ステイヤー(Tom Steyer)氏を「クレイジーな愚か者」に見えると攻撃した。当局がステイヤー氏宛ての不審物を見つけた2日後のことだ。

27日のピッツバーグでの銃撃の後、ペンス副大統領は、自身に敵対する人物を名指しするいったトランプ大統領の政治的レトリックが最近の一連の暴力に影響を与えたのではないかとの指摘を否定した

[原文:Trump blames the news media for the increase in political division felt across the country]

(翻訳、編集:山口佳美)

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