ウォルマートの従業員は、買い物客の会計をレジ以外で済ませられるようになる。
Walmart
- アメリカの小売大手ウォルマート(Walmart)の従業員は、11月1日からモバイル端末を使って、レジ以外の場所で買い物客の会計を済ませられるようになる。
- 「Check Out With Me」と呼ばれるこの新サービスを利用すれば、買い物客は混み合う店舗で買い物をするときの最大のストレスの1つである"会計の長蛇の列"を避けることができる。
- ウォルマートはまた、今年のクリスマス商戦に向けてウェブサイトもアップデート。コンテンツを集約させ、品揃えを充実させた。
ウォルマートはこのクリスマス商戦、買い物客を会計の長蛇の列から救いたいようだ。
同社は初めて従業員に対し、店内の最も忙しいセクションでモバイル端末を使って買い物客の会計を済ませる権限を与える。
従業員が顧客のクレジットカードもしくはデビットカードをスワイプすると、腰に装着したBluetoothプリンターからレシートが出てくるという。
このサービスを導入することで、少量のアイテムを購入する客は会計の長蛇の列に並ばずに済む。
ウォルマートはこの「Check Out With Me」と呼ばれるサービスの試験運用を、350店舗の園芸部門ですでに開始している。
Walmart
ウォルマートはまた、今年のクリスマス商戦に向けてウェブサイトもアップデート。コンテンツを集約し、品揃えを充実させた。
同社は2017年以降、アメリカの百貨店チェーン、ロード・アンド・テイラー(Lord & Taylor)との提携を通じて、150以上のファッション・ブランドを含む2000以上のブランドを同サイトに追加してきたと言う。
また、おもちゃの新商品を2017年に比べ、店舗で30%、オンラインで40%増やすとしている。
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ウォルマートは今年、「Walmart.com」で無料翌日配送のサービスを拡大し、「数百万以上」のアイテムに適用した。このサービスは35ドル(約4000円)以上の購入で利用できる。
「今年、我々はWalmart.comを再ローンチした。特定の商品を購入するにせよ、ファッション・雑貨アイテムを閲覧するにせよ、どんな商品を求める顧客にも全く新しい買い物体験を届けている」と、ウォルマート・アメリカのeコマースのチーフ・レベニュー・オフィサー、スコット・ヒルトン(Scott Hilton)氏は言う。
「数千の新たなブランドとともに新たなサイトでは、ホリデーシーズンのソリューションがまとめられていて、翌日配送やピックアップ・サービスを含め、今年は顧客にとって大幅に買い物がしやすくなっているでしょう」
[原文:Walmart is eliminating the most dreaded part of holiday shopping (WMT)]
(翻訳、編集:山口佳美)