"自分へのご褒美"を重視するミレニアル世代、そのちょっと意外なお金の使い方 —— 最新調査

若いカップル

Scott Roth/AP

ミレニアル世代のお金の習慣は、言われているほど悪くないかもしれない。

フィデリティ・インベストメンツの「2018 ミレニアル・マネー・スタディー」によると、"今を生きる"とか"理想に生きる"世代として知られるミレニアル世代の多くは、"自分にご褒美をあげる"というメンタリティーを持っている。この調査で、"自分へのご褒美(自分を喜ばせるための買い物)"をどのくらいの頻度であげているか尋ねたところ、86%が少なくとも月に1度、平均110ドル(約1万2000円)を使っていることが分かった。

だが、"自分へのご褒美"が必ずしも浪費とは限らない。

「ミレニアル世代は今この瞬間だけを生きているとよく言われるが、我々の調査はそれを覆した —— 彼らは今の健康や幸せと将来の経済のバランスを取っているのだ」と、フィデリティ・インベストメンツのデジタル・プランニング・アンド・アドバイスのシニア・バイスプレジデント、ブルック・フォーブス(Brooke Forbes)氏はプレスリリースの中で述べた。

同社のレポートによると、ミレニアル世代の4分の1以上が、過酷な1週間を過ごした後、彼らに最も喜びをもたらしてくれるのは、映画を観に行ったり、ハッピーアワーを楽しんだり、外食やコンサートへ行くといったエンターテインメントだと回答している。ミレニアル世代が"所有"よりも"体験"に価値を見出す傾向にあることを考えれば、これは驚くことではない。

しかし、中には友人がソーシャルメディアに投稿する休暇の様子や美味しそうな食事の投稿を目にすることで、うらやましくなってしまうミレニアルもいる。同調査では、彼らの63%がソーシャルメディアが自身の家計にネガティブな影響を及ぼしていると回答した。

それでもフォーブス氏は、「ミレニアル世代はもう少し評価されるべきだ」と言い、「ソーシャルメディアのおかげで日々さまざまな誘惑に直面しながらも、彼らの多くはしっかりとしたお金の習慣を持っている」と語る。

調査対象者の半数が、今使うお金と将来のための蓄えのバランスを取っている —— むしろ、今日の自分のため以上に、未来のために貯金していると回答しているという。

Business Insiderが以前報じたように、ミレニアル世代はアメリカの国民全体の平均よりも多くのお金を貯蓄している。バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)の「ベター・マネー・ハビッツ・ミレニアル・レポート(Better Money Habits Millennial Report)」によると、ミレニアル世代の半数以上が貯金をしていて、6人に1人は数万ドルを蓄えている。そして、彼らの75%近くが自らの予算をきちんと守っているという。

ミレニアル世代は上の世代に比べ、むしろ貯蓄に熱心だという調査結果もある。アメリカの生命保険会社ノースウェスタン・ミューチュアル(Northwestern Mutual)の「プランニング・アンド・プログレス・スタディー 2018(Planning & Progress Study 2018)」によると、ミレニアル世代は他の世代に比べて、自らのことを、資金計画を「よく守る」もしくは「守る」方だと考えていることが分かっている。

そして、ミレニアル世代の半数以上が、結婚、大学、住宅の購入といった人生の節目のために十分なお金を貯めておくことが、彼らの経済的な最優先事項だと考えている。

[原文:Millennials are obsessed with the 'treat yourself' mentality — and it could be a sign they're better with money than everyone thinks]

(翻訳、編集:山口佳美)

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