「発砲が起こらないことを祈る」トランプ大統領が示す、アメリカを目指すキャラバンへの強硬姿勢

トランプ大統領

移民と国境警備について話すトランプ大統領(ホワイトハウス、11月1日)。

Kevin Lamarque/Reuters

  • 11月1日(現地時間)、中米からアメリカを目指す数千人の移民集団(キャラバン)に向けて、米軍は発砲するのかと尋ねられたトランプ大統領は、「そうならないことを祈る」と語った。
  • 「発砲が起こらないことを祈っている。だが、言っておかなければならない —— 石を投げる者がいれば…… 我々はそれを銃器と見なす。なぜなら大した違いはないからだ」と、トランプ大統領は述べた。
  • トランプ大統領は10月31日、移民集団(キャラバン)への政権の対応の一環として、国境に最大で1万5000人の兵士を配備すると述べた。

アメリカのトランプ大統領は1日、中米からアメリカを目指す数千人の移民集団(キャラバン)に向けて、米軍は発砲するのかと尋ねられると、「そうならないことを祈る」と答えた。

大統領はまた、兵士に向かって石が投げられれば、それは銃器と見なすとし、石と銃弾にはほとんど差がないと主張した。

「発砲が起こらないことを祈っている。だが、言っておかなければならない —— 石を投げる者がいれば……我々はそれを銃器と見なす。なぜなら大した違いはないからだ」と、トランプ大統領は付け加えた。

国防総省は10月31日、メキシコとの国境沿いに展開するこの米軍のオペレーション「忠実なる愛国者(Faithful Patriot)」には、7000人を超える現役の兵士が派遣される見込みだと述べた。

同日、トランプ大統領は移民集団(キャラバン)への政権の対応の一環として、国境に最大で1万5000人の兵士を配備すると述べた。これは現在、米軍がアフガニスタンに展開する兵力とほぼ同じだ。

これに対して、政治的な"人気取り"との批判もあるが、マティス国防長官は否定した

トランプ大統領は、キャラバンには大勢の犯罪者や中東のテロリストが混ざっていると繰り返し主張しているが、これを裏付ける証拠は何ら示していない。キャラバンを取材するジャーナリストからの複数の報道によると、移民集団の多くは女性と子どもが占めていると見られる。

来週の火曜日に中間選挙を控え、共和党への支持を集めたいトランプ大統領はここ数日、移民に対する自身のレトリックを強めている。

31日には民主党と殺人を犯した移民とを不当に結びつけた広告を流すなど、トランプ大統領の戦術の多くは、身内である共和党議員を含め、各方面から広く非難されている。


[原文:Trump says 'I hope not' when asked if US troops will shoot at migrant caravan headed to border]

(翻訳、編集:山口佳美)

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