Hollis Johnson/Business Insider
- グーグルはあなたのGメールアドレスのピリオドを無視する。
- つまり、johnsmith@gmail.comとjohn.smith@gmail.comは同じメールアドレス。
- この技を使えば、スパムメールをフィルタリングできる。
私の個人メールアドレスは、[私の名前]@gmail.com。
つまり「kif.leswing@gmail.com」だ。
だが、もし私があなたに「kifleswing@gmail.com」とピリオドを忘れて伝えてしまっても問題ない。私はメールを受け取ることができる。
実際、あなたがGmailユーザーなら、メールアドレスの中のピリオドはまったく関係ない。
Gmailは完全にピリオドを無視する。つまり、好きなだけピリオドを追加したり、削除することができる。
グーグルはヘルプページに以下のように記している。
他のユーザーがあなたにメールを送信する際に、誤ってメールアドレスにピリオドを追加した場合でも、メールはあなたの受信トレイに届きます。たとえば、メールアドレスが「johnsmith@gmail.com」の場合、次のようにピリオドが含まれたメールアドレスもあなたが所有していることになります。
・john.smith@gmail.com
・jo.hn.sm.ith@gmail.com
・j.o.h.n.s.m.i.t.h@gmail.com
Gmailは、ピリオドがユーザーネームに何の影響も与えない数少ないのサービスの1つ。Slateは以前、Facebookはユーザーネームのピリオドを無視していることを発見したが、他のほとんどのオンラインサービスは違う。
なお、職場などでGmailを使用している場合([ドメイン名].com など)は、ピリオドの数や位置を変更することはできない。今回の話は、あくまでも「@ gmail.com」のアドレスについての話。
秘密のスパム対策用アドレス
Gmail Smart
Gmailのユーザーネームのピリオドは面白い発見かもしれないが、受信トレイのメールをソートしたり、フィルタリングすることに役立つ。
つまり、あなたのGmailアドレスにピリオドを増やしていけば、無数にGmailアドレスを作ることができる。
無数まで行かなくても、1つ作って、事実上の迷惑メールフォルダとして使うことができる。
例えば、皆が「john.smith@gmail.com」宛てにメールを送ってくるなら、それはメインのメールアドレスとして使い続けるべき。
だが、スパムメールを送ってくる可能性のある人にメールアドレスを教える時には「john.smit.h@gmail.com」を教える。
そして「john.smit.h@gmail.com」宛てに送られてくるメール用のフォルダを作り、自動的にスターを付けたり、アーカイブしたり、あるいは削除する。
また、新しいGmailアドレスを作ったり使ったりすることなく、メールアドレスにピリオドを追加して、セカンドアカウントとしてウェブサイトにサインアップすることもできる。
この技は「+」でも使える。
「例えば、あなたの名前がhikingfan@gmail.comの場合、hikingfan+friends@gmail.comあるいはhikingfan+mailinglists@gmail.comにメールを送信できる」とヘルプページにある。
「これは、あなたが何かのサービスに登録しようとしたが、情報が漏れそうだと思った時に使える。例えば、私は以前、政治団体に寄付した時に『+donation』を追加した。そして今、他のグループからそのアドレスにメールが届いた時には、どこから漏れたのかが分かる。あとはフィルタリングして削除すればいい」とグーグルは続けた。
あなたのメールアドレスのピリオドを、もう人に伝える必要はないというわけではないが、この技を知っておいても損はないだろう。
[原文:Stop worrying about the period in your Gmail address — Google says it doesn't matter (GOOG, GOOGL)]
(翻訳:一柳優心、編集:増田隆幸)