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小さなことが価値を生む時代に——U30世代と考える2050年のワーク&ライフ【NEW CAREER, NEW LIFE WORKSHOP】

インターセクトの階段

東京・表参道のINTERSECT BY LEXUS。壁には一面、レクサスのパーツが白くペイントされて飾られている。車好きでなくてもわくわくするインテリア。

「1社のみで働く」「1カ所で暮らす」といったこれまでの働き方に異を唱え、もっと自由に、もっと自分らしい生き方を求める人々が増えている。テクノロジーが進化した2050年に、私たちの働き方や暮らしはどうなっているのか。

2018年10月25日夜、東京・青山のINTERSECT BY LEXUS TOKYOで、この先の働き方、生き方について、有識者と読者の方を招いての参加型イベント「NEW CAREER NEWLIFE WORKSHOP U30's世代とともに考える2050年のワーク&ライフ」(主催:Business Insider Japan)が開催された。

自分のやりたいことを大事にする「Lifegenic」な生き方を大切にするミレニアル世代を中心とした30名が集まり、これからの働き方、価値観、人生を熱く語りあう機会となった。

大人の都合だけでなく"子どものまなざし”を大切に

遠山さん

スマイルズ代表の遠山正道さん。1962年東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、1985年三菱商事株式会社入社。2000年株式会社スマイルズを設立、代表取締役社長に就任。現在、「Soup Stock Tokyo」のほか、ネクタイ専門店「giraffe」、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」、ファミリーレストラン「100本のスプーン」、中目黒高架下のレストラン「PAVILION」、海苔弁専門店「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」を展開。「生活価値の拡充」を企業理念に掲げ、既成概念や業界の枠にとらわれず、現代の新しい生活のあり方を提案している。近著に『成功することを決めた』(新潮文庫)、『やりたいことをやるというビジネスモデル-PASS THE BATONの軌跡』(弘文堂)がある。

第1部は、「ワークとライフが1つになる、これからの生き方」と題し、「価値観」をテーマに遠山正道さんにお話いただいた。三菱商事を辞めスマイルズを起業した後、ネクタイ専門店やリサイクルショップなどさまざまな分野の事業を手がけてきた遠山さんは、いつも大事にしていることがあるという。

「ビジネスを考えるときに大事なのは“子どものまなざし×大人の都合”。子どものまなざしとは、好き、やりたいという自分の内側の理由のこと。それだけでビジネスはできないので、やはり大人の都合も大事です。ところが今、最初から最後まで大人の都合ばかりということが多い。ただ儲かるからやる、というのでは続かない。きちんと価値を提供することで、結果がついてくるんです」

Q.やりたいことはどう見つける?実現するためのコツは?

「やりたいことは、何も発明みたいなものでなくてもいい」と遠山さんは言う。 「出会い頭の恋、初恋みたいなものでいいと思うんです。あ、キレイ!とか、ときめいた、とか。そしてひとつのコツは、小さくやることなんですね。大きいことがダメなわけではありません。ただ、小さいほうが始めやすいんです。

たとえば1日1組宿泊の『檸檬ホテル』。われわれが出資している『森岡書店』は、5坪で1冊の本を売る書店。両方とも小さいからリスクが少ないので、その分思い切ったことができて、遠くまで響きます。森岡書店も檸檬ホテルも海外のお客様が多いですし、両方とも黒字で回っています。リスクを少なくして、その分ユニークネスを保ち、自分の体験してきたことや感じていることをそのまま仕事につなげる。人生と仕事を重ねるような感じですね」

Q.2050年、世の中はどのように変わる?

「2050年、私は86歳なので現役です」と言いつつ「江戸時代化する」という言葉を参加者に投げかけた。

「江戸時代って、情報もないし流通もない。自分の畑で採ったものを、自分で商品化、商品名をつけて、店のネーミングや内装、ロゴデザイン、それに営業もすべて自分でやる。そしてお客さんに丁寧に提供する。その人だけが持つ“細分化された価値”を丁寧に提供できるものが残っていく気がします」自身の価値を提供できれば、生きがい、やりがいのある人生になる。

「そこにAIが導入されるので、江戸時代よりはやりやすくなりますよね。しかも日本だけじゃなくグローバルに展開できます」と続けた。

アメリカで広まる「ギグ・エコノミー」「評価経済」

石角さん

パロアルトインサイトCEOの石角友愛さん。2010年にハーバード経営大学院でMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAIプロジェクトをリードし、AIを活用した職業マッチングサイトのJobArriveを起業。2016年に同社を売却し、流通系AIベンチャーを経て2017年にパロアルトインサイトを起業。

第2部のテーマは「テクノロジーの発展がもたらす、新たな働き方とは」。シリコンバレーでスタートアップを経営する石角さんに、AIやテクノロジーの進化によって変わるこれからの働き方を語っていただいた。

Q.シリコンバレーで主流になっている働き方は?

「”ワーク・ライフ・バランス”は死語。特に女性の間では、“ワークライフ・インテグレーション”という言葉がよく使われています。ワークもライフもひとつの自分の人生なので、納得できる時間の使い方をしているなら、無理にバランスを取らなくてもいいと」さらに、"ギグ・エコノミー”というトレンドを紹介する。

「いわゆるフリーランサーのような働き方で、これは流行りではなく、定着していますね。本業と副業という区分がなくなってきている。データサイエンティストは、優秀であるほどフリーランスで仕事をしたがる傾向があるので、弊社でもそのような人を200人くらいネットワーク化しています」

それによって、どのようなビジネスが生まれているのか? 石角さんは自身も活用しているという、「タスクラビット」を例に挙げる。

「『タスクラビット』は、サンフランシスコのスタートアップ。アメリカ全土にラビットといういわゆるフリーランサー、何でもできる人をネットワーク化しています。たとえば私がサンフランシスコに住んでいて、ニューヨークで今日開店したカップケーキ屋の写真がほしいとしますよね。条件を入れて検索すると該当者がデータベースで検出され、撮影してくれる人をレビューをもとに選ぶ。信用をもとにした、評価経済ですね」

Q.AIが進化して、人の働き方はどう変わるのか?

ディスカッション中の風景

AIによって仕事がなくなるという話も聞かれるが、すでに活用が進んでいるシリコンバレーでは今、何が起きているのか。

「物流会社で、配車マン(=配達ルートの組み合わせを担当する人)をAI化するプロジェクトに関わっています。配車マンは最初、自分の仕事がなくなると心配していましたが、実はいちばん安泰なんですよ。配車マンはAIのトレーナーとして必要な人材です」

3時間ほどの配車作業が何分の1かに短縮され、浮いた時間を有効に使って、望む生き方が手に入れるツールがAIだと言う。

Q.AI時代にどのような人材が求められる?

2019年、MITで新しく開講される「AIカレッジ」が面白い、と石角さん。

「AIに特化した新しい学校です。面白いのは、コンピュータサイエンティストとかディープラーニングの専門家ではなく、AIバイリンガルな人材を育てるという点。例えば歴史学者が歴史調査をする過程で自然言語処理の技術を使って調査をする方法だったり、法学者が六法全書を読むときにAI技術を使って教える方法だったり。文系理系の垣根がなくなって、AI技術の先にある社会のあり方を理解する、そういう人材が今後どんどん必要になってくると私は思います」

登壇者も加わって、グループディスカッションは白熱

参加者同士のディスカッション

第3部は、「2025年のワーク&ライフ」というテーマで参加者同士のディスカッション。「仕事」「暮らし」「消費」の3つを軸にグループで意見を交換し合った。

発表のサマリー:
・仕事、定時という概念がなくなる。2拠点居住も増える。
・キーワードは「時間」。2025年は、楽しみながら自分の時間をどのように割り振るかがポイントに
・属性を超えた「ボーダレス」。世代、属性、人種などがあえて曖昧に。それを受け入れる社会になっていく
・好きな相手と仕事をする。半定住、遊牧民みたいな暮らし。モノはシェアリングで、コトとヒトには投資
・選択肢の多い社会で育ち、共通の価値観を持たない人たちが社会に出てきて、よりコミュニティが分散
・「パーソナライズ」社会が来る

多くのキーワードが出たが、各チームに共通していたのは「時間」。AIによって時間が生まれるという点から、「それならAIって夢がある」という話も出た。

自由ってそんなにいい?自由を疑おう

遠山さん、石角さん

「ディスカッションを聞いていて胸が熱くなった」という石角さん。

「今後、“あなたは何がしたいの?”と聞かれることが多くなると思います。そういうとき真っ白なキャンバスを与えられてうろたえる人と、私はこの絵の具でこうやりますという人に分かれる。“自分は何者なのか”“自分を幸せにするものは何なのか”ということがわかっている人には、最高な時代が来る一方、戸惑いがある人はストレスになる。二極化が今後の課題としてあると思いました」

遠山さんは、発表で多く出ていた“自由”という言葉について。

「自由がキツイこともありますよね。何でもいいよと言うとハードルが上がってしまう。世の中って楽園ではなく、辺境から何かが生まれるじゃないですか。ストレスを楽しむと言うか、ストレスを好み、そこに両足突っ込んでいくとドカンと何かが生まれると思うのです」

人と人が交差する場、新しいものを生み出す場にしたい

レクサスの沖野さん

Lexus International レクサスブランドマネジメント部Jマーケティング室室長の沖野和雄さん。

会場提供のレクサスインターナショナルの沖野さんは、「この場は、人と人とが交差して、ここから新しいものや新しいアイデアが生まれたらいいなという思いで作った、レクサスのブランドショールームです。こちらから押し付けるのではなく、一人ひとりのライフスタイルに寄り添うブランドになっていきたい。みなさんの今後のライフスタイルを、より豊かに、きらびやかにしていくことを応援したいと思っています」と締めくくった。

当日のディナーボックス

当日はこの日のためにつくられたサンドイッチ、パンを食べながらディスカッション。最後はネットワーキングの時間。グループを超えて参加者同士で交流を深めていった。

2050年は遠いようで意外と目の前にある。テクノロジーの進化は早く不安もあるが、それでも自分の未来を切り拓こうと、自分や社会について考え、真摯に向き合っていくミレニアル世代。自分のやりたいことをあきらめない「Lifegenic」な生き方に、日本の未来への希望が見える場だった。


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