2019年、日本もプライベートジェット時代が到来か? ── ベッドルームからシャンパン付きの食事まで贅沢なフライトのすべて

プライベート・ジェット機内

シャンパンはいかが?

Shutterstock/Mikhail Starodubov

プライベートジェットはビリオネアやCEO、セレブ、世界のリーダーたちのお気に入りの移動手段。贅沢と富の極みとも言える。

通常の旅客機は誰でも利用できるが、プライベートジェットは全く違う世界。インターナショナル・ジェット・インテリアズ(International Jet Interiors)の社長、エリック・ロス(Eric Roth)は次のようにBusiness Insiderに語った。

「プライバシー、生産性、快適さ、豪華さと利便性が旅客機との主な違い。いつ出発するかを自分で決めることができる。航空会社ではなく。機内食は中華料理が食べたい? ノー・プロブレム。途中でルート変更して別の都市へ? OK」

プライベートジェットでの移動は自由を意味するとロス。

「プライベートジェットで飛べば、会議のために3つの都市を移動しても、普通の時間に帰宅できる。時間はお金で買うことができない。プライベートジェットは『時間を買う』ためのベストな方法」

プライベートジェットでの旅を見てみよう。

プライベートジェットは贅沢な移動手段。通常、超リッチな人、セレブ、ビジネス界の大物、世界のリーダーたちが利用する。

プライベート・ジェット

Mikhail St / Shutterstock

出典:Business Insider

プライベートジェットは1960年代から人気に。1963年のリアジェット(Learjet)の初フライトがきっかけ。

リアジェット23のプロトタイプ

リアジェット23のプロトタイプのテストフライト。1964年2月。

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出典:Solairus

1970年代、期待どおりの格好良さ。

ボーイング720Bのバー

ボーイング720Bのバー。

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イギリスのロックバンド、レッド・ツェッペリンは、1973年の北米ツアーの移動にボーイング720Bをベースにしたプライベートジェット、別名「スターシップ(Starship)」を使った。お酒を飲んだり、音楽を演奏しながら、都市を移動した。

レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ

バーの電子オルガンを演奏するレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ(右)。

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プレイボーイの創業者、故ヒュー・ヘフナーのプライベートジェットは「ビッグ・バニー(Big Bunny)」と呼ばれた。38人乗り、リビング・ルーム、品揃え豊富なバー、ディスコがあり、パーティーもたびたび行われた。

ヘフナーとバービー・ベントン

ヘフナーとガールフレンドのバービー・ベントン。1970年。

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プライベートジェットで飛ぶことは旅客機とは全く異なる体験と、プライベートジェットのインテリアデザインを手掛けるインターナショナル・ジェット・インテリアズの社長、エリック・ロスはBusiness Insiderに語った。

プライベートジェットの内装

Shutterstock/Aerodim

出典:International Jet Interiors

「旅客機は退屈。マス向けに、伝統的かつ極めて手頃な価格のサービスを提供している。旅客機の旅で豪華、楽しいという言葉が当てはまるのは、恐らく海外の航空会社のファーストクラスのみ」

出典:International Jet Interiors

「プライベートジェットは全く違う世界」とロス。

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出典:International Jet Interiors

例えば、脚もゆったり伸ばせる。


そして明らかな利点はプライバシー。自分のプライベートジェットであれ、チャーター機であれ、大勢の乗客に囲まれることはない。旅客機とは違う。

プライベート・ジェット機内

Shutterstock/Mikhail Starodubov

出典:Business Insider

事実、プライベートジェットの平均搭乗人数は4.12人。

プライベート・ジェット機内でくつろぐ男女

Shutterstock/oneinchpunch

出典:Forbes

他の乗客に邪魔されることはないため、仕事もはかどる。


「プライバシー、生産性、快適さ、豪華さと利便性が旅客機との主な違い」とロスは語った。

特注のダブルモニター。ガルフストリームG550。

特注のダブルモニター。ガルフストリームG550。

International Jet Interiors

出典:International Jet Interiors

旅客機に比べて、より豪華、より快適な設計になっている。

ガルフストリームG450の内装。

ガルフストリームG450の内装。2014年シンガポール・エアショー。

Shutterstock/Jordan Tan

出典:Business Insider

現在のプライベートジェットのデザインはモダンでコンテンポラリー。すっきりしたライン、クールなカラートーンになっているとロスはBusiness Insiderに語った。

プライベート・ジェット機内

International Jet Interiors

出典:International Jet Interiors

全体的なスタイルはミニマルを追求している。だが「我々が取り入れているディテールこそが重要」。

ダッソー ファルコン900の内装

ダッソー ファルコン900の内装

International Jet Interiors

出典:International Jet Interiors

食事も一般的な機内食とは違う。

プライベート・ジェット機内食

International Jet Interiors/Facebook


プライベートジェットの特権はメニューを自分で決められることとロスは語った。

プライベート・ジェット機内

International Jet Interiors

出典:International Jet Interiors

豪華な食事と、

ガルフストリームG550での食事。

ガルフストリームG550での食事。

International Jet Interiors

出典:International Jet Interiors

シャンパンは当たり前。

出典:International Jet Interiors

つまり、すべて好きなようにできる。「中華が食べたい? ノー・プロブレム」。

プライベート・ジェットのテーブル・コーディネート

International Jet Interiors

出典:International Jet Interiors

Wi-Fiも当たり前。

ダッソー ファルコン900。

ダッソー ファルコン900。

International Jet Interiors

出典:International Jet Interiors

「『インターネット接続』は当然のこと。世界中のどこにいようとも。接続スピードが遅いことも許されない。だから顧客には最新テクノロジーの衛星通信と回線容量を勧めている」

プライベート・ジェット機内

International Jet Interiors/Facebook

出典:International Jet Interiors

「スマートフォンとパーソナルデバイス用の急速充電のUSBポートは必須。機内での音楽や動画コンテンツのストリーミングは今や普通のことになっている」

機内でスマホを見る男性

Shutterstock/Olena Yakobchuk

出典:International Jet Interiors

ソファを備えたものもある。のびのびできる。他の乗客の間で縮こまる必要はない。

プライベート・ジェット機内

International Jet Interiors/Facebook

出典:nternational Jet Interiors

個室のベッドルームがあるプライベートジェットも。


仮眠し、リフレッシュして目覚めるとそこは目的地。

ガルフストリームG550のベッドルーム

ガルフストリームG550のベッドルーム。

International Jet Interiors

出典:International Jet Interiors

飲み物も好きなものをオーダーできる。

ガルフストリームG550のギャレー。

ガルフストリームG550のギャレー。

International Jet Interiors

出典:International Jet Interiors

だがシャンパンが最適だろう。

出典:International Jet Interiors

同じくプライベートジェットのインテリアを手掛けるエアジェット・デザインズ(AirJet Designs)のクリエイティブ・ディレクター、ジャン・ピエール・アルファーノ(Jean-Pierre Alfano)は、同社のデザインは人間工学と快適さに注力していると語った。

エアジェット・デザインズによるプライベートジェットのダイニング兼ミーティングルームの完成予想図。

エアジェット・デザインズによるプライベートジェットのダイニング兼ミーティングルームの完成予想図。

Airjet Designs

出典:AirJet Designs

「良質な素材、手触り、カラー、そして適切な照明を選ぶことが当社のすべてのデザインプロジェクトの重要な要素」とアルファーノ。

G550の内装の完成予想図。

G550の内装の完成予想図。

Airjet Designs

出典:Airjet Designs

「プライベートジェットの乗客の多くは当然、完璧なクオリティーとサービスを期待している。なぜなら、そのためにお金を払っているのだから」

G550の内装の完成予想図。

G550の内装の完成予想図。

Airjet Designs

出典:Airjet Designs

オーナーの好みがよりモダンでコンテンポラリーなスタイルにシフトしているのは、オーナーの経歴やカルチャー、年齢を反映しているためとアルファーノは語った。

ダッソー ファルコン900の内装。

ダッソー ファルコン900の内装。

International Jet Interiors

出典:Airjet Designs

「内装のトレンドはしばしば、現代建築やヨット、ハイエンドな高級車のトレンドにインスピレーションを受け、密接に関連している」

ガルフストリームの内装の完成予想図。

ガルフストリームの内装の完成予想図。

International Jet Interiors

出典:AirJet Designs

2016年、Business Insiderのベンジャミン・チャンはガルフストリームG550に搭乗。同機の価格は6150万ドル(約68億円)、2012年にさらに大型のG650(価格は6680万ドル)が発表されるまで、ガルフストリームのフラッグシップ機だった。

ガルフストリームG550

Benjamin Zhang/Business Insider

出典:Business Insider

離陸の際、「ガルフストリームはドラッグレースのホッドロッドのように滑走路を駆け抜けた。車でも飛行機でも体験したことがないような加速だった」とチャンは記した。

ガルフストリームG550の窓から見た景色

Benjamin Zhang/Business Insider

出典:Business Insider

ロールス・ロイスのエンジンは静かで、フライト中に聞こえたのは他の乗客が出す音だけとチャン。

ガルフストリームG550の機内

Benjamin Zhang/Business Insider

出典:Business Insider

レザーシートは快適とチャンは記した。「柔らかいが全身をサポートしてくれる。沈み込むような感じはない」。

ガルフストリームG550のレザー・シート

Benjamin Zhang/Business Insider

出典:Business Insider

ウインドウ・シェイド、温度、プライベート・モニターの番組などは、iPhoneのアプリでコントロールできた。

iPhoneのアプリ画面

Benjamin Zhang/Business Insider

出典:Business Insider

チャンは2時間のフライト中に朝食を楽しんだ。帰路には軽めの夕食も。

ガルフストリームG550の機内食

Benjamin Zhang/Business Insider

出典:Business Insider

「このフライトの前は、プライベートジェットは楽しくて便利と思っていたが、これほどまでに素晴らしいとは思わなかった。大型のプライベートジェットは元来、何でも望むままにできる。空飛ぶオフィス、ホテル、ナイト・クラブにもできる」

ガルフストリームG550の機内

Benjamin Zhang/Business Insider

出典:Business Insider

ほとんどのプライベートジェットには、チャンが記したような豪華なレザーシートが装備されている。

プライベート・ジェットの機内:レザーシート

Justin Sullivan/Getty Images


旅客機とは違い、荷物を広げることができる。トレーの上や座席下の狭いスペースに押し込める必要はない。

キャロライン・ウォズニアッキとダニエラ・ハンチュコバ

テニス選手のキャロライン・ウォズニアッキ(左)とダニエラ・ハンチュコバ(右)。2014年。

Getty Images


世界のリーダーやビリオネアでなくても、チャーターして乗ることならできる。だだし、かなりお金がかかる。

プライベート・ジェットでくつろぐ男女

Flickr/Jono Haysom


4人乗りの小型プライベートジェット、2時間半のフライトは1時間あたり最低4000ドル(約44万円)。

プライベートジェットでグラスを傾ける男性

Flickr/Jono Haysom

出典:Air Charter Service USA

中型機の3時間のフライトは1時間あたり約5500ドル(約60万円)~。

機内で写真を撮る男性

Flickr/Jono Haysom

出典:Air Charter Service USA

16人乗りのボンバルディア チャレンジャー850での5時間のフライトは、1時間あたり最低でも1万1500ドル(約130万円)、トータルで最低5万7500ドル(約640万円)。

ファブリス・サントロ、アナ・イバノビッチ、キルステン・フリプケンス

テニスコーチのファブリス・サントロ(左)が、アナ・イバノビッチ(右上)とキルステン・フリプケンス(右下)の写真を撮る。シンガポールからドバイへのフライト中。2014年。

Getty Images

出典:Air Charter Service USA

一度プライベート・ジェットに乗ると、もう旅客機には戻れなくなるかもしれない。


インターナショナル・ジェット・インテリアズのロスにとって、プライベートジェットとは自由。

プライベート・ジェット

Shutterstock

出典:International Jet Interiors

「プライベートジェットで飛べば、会議のために3つの都市を移動しても、普通の時間に帰宅できる。時間はお金で買うことができない。プライベートジェットは『時間を買う』ためのベストな方法」とロス氏は語った。

プライベート・ジェットと乗客たち

Scott Olson/Getty Images

出典:International Jet Interiors

※敬称略


[原文:Outrageous photos show what flying on private jets is really like, from private bedrooms with plush bedding to exquisitely crafted meals served with Champagne

(翻訳:Ito Yasuko、編集:増田隆幸)

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