ペットは自分の子ども! 飼い主のフードへのこだわりが、有名ブランドの新たな課題に

キャットフードと猫

Cindy Ord/Getty Images for Nutrish

  • アメリカのミレニアル世代は、より高価なペットフードを買う傾向にある。これが一部の有名ブランドにとって、問題となっている。
  • ウォール・ストリート・ジャーナルによると、マース(Mars)の「ペディグリー(Pedigree)」やネスレ(Nestle)の「ピュリナ(Purina)」、J.M. スマッカー(J.M. Smucker)の「グレイビー・トレイン(Gravy Train)」や「キブルス・アンド・バイツ(Kibbles 'n Bits)」といったペットフード・ブランドがこうした消費行動の変化影響を受けている。
  • 1ポンド(約450グラム)当たりのペットフードの平均価格は、2011年の1.71ドル(約194円)から、2017年末には2.55ドル(約290円)に上がっている。

アメリカのミレニアル世代は、ペットに高価なフードを与えている。これが一部の有名ブランドにとって、問題となっている。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、飼い主がより高価なフードを買うようになり、マースの「ペディグリー」やネスレの「ピュリナ」、J.M. スマッカーの「グレイビー・トレイン」や「キブルス・アンド・バイツ」といったレガシー・ペットフード・ブランドの売り上げが減少しているという。

多くのミレニアル世代の若者が、結婚やマイホームの購入、子どもを持つまでに時間がかかっている中、代わりにペットを飼うことを選択している。

「彼らはペットを自分の初めての子どものように扱っています」

シカゴにある犬のデイケア・センター「DoGone Fun」のオーナー、ベバリー・ペトルニッチ(Beverley Petrunich)氏は、ウォール・ストリート・ジャーナルに語った。

ニールセンによると、飼い主が1年間でペットフードに使う金額は、2007年から2017年で36%増加している。

これが、新たなブランドの市場への参入につながった。新しいブランドの多くはより高価なフード、高級食材を使ったレイチェル・レイ(Rachael Ray)のヌトリッシュ(Nutrish)ブランドのような「人間並み」のおやつ、ペット向けのグルテンフリーのフードまで販売している。

調査会社GfKによると、2017年だけで4500以上の新たなペットフードが誕生していて、これは前の年に比べて45%多い。これらの新商品の多くは、高級路線だという。

こうした変化はフードの値上がりにつながる。GfKによると、1ポンド当たりのペットフードの平均価格は、2011年の1.71ドルから、2017年末には2.55ドルに上がっている。

飼い主がペットを大事にするにつれ、彼らがペットのために使う金額は毎年増えている。アメリカペット製品協会(American Pet Products Association)によると、アメリカのペットの飼い主は2017年、695億ドル(約7兆9200億円)をペットのために使った。2016年の667億5000万ドル、2007年の412ドルから増加している。

[原文:Millennials are treating pets like 'their firstborn child,' and it's reportedly causing problems for some of the best-known pet food brands]

(翻訳、編集:山口佳美)

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