2018年、10代女子をもっともアツくさせたものとは!?
Shutterstock / Rodrigo Reyes Marin
11月15日、マイナビが運営する10代女子向けメディア「マイナビティーンズ」が、2018年の10代女子が選ぶトレンドランキングを発表した。
調査は、13歳から19歳の女性519名に対して、2018年に流行した「ヒト・モノ・コト・コトバ」の4ジャンルについて聞いたもの。2018年、10代女子を熱狂させたブームとは?
(調査期間:10月26日〜11月9日)
【流行ったコトバ編】流行ったコトバには「◯◯まる水産」「あげみざわ」も
1位 「エモい」
平成最後という「エモさ」をSNSで投稿する人も多かった。
撮影:西山里緒
感情が高まった時や情景に趣がある時など、さまざまなケースで使うことができる汎用性の高さでトップに。特に今年を象徴するコトバ「平成最後の〜」(4位)と合わせた使われ方でも人気に。
(例:「平成最後の紅白にキンプリ出場エモい」)
2位 「◯◯みが深い」
「ジャニーズのネット解禁、うれしみが深い」などと使う。
撮影:小林優多郎
「非常に」「すごく」という意味で、「わかりみが深い」(=すごくわかる)、「うれしみが深い」(=すごくうれしい)などと使われる。「わかりみ」「つらみ」「うれしみ」など、「深い」をとった表現もSNS上で広く使われた。
3位 「〇〇まる水産」
「おけまる!」「あざまる〜」という表現もある。「おっけー」の方が字数短いよね、というツッコミはしてはいけない。
撮影:西山里緒
居酒屋チェーン「磯丸水産」と、「あざまる」(=ありがとう)「おけまる」(=了解、オッケー)といった「〜まる」が合わさってできた言葉で、「おけまる水産!」(=了解)などと使われる。
そのほか、気分が上がった時に使う「あげみざわ」(さげみざわ、という表現もある。6位)、「すきぴ」(=好きな人や恋人、8位)、「◯◯オブ◯◯」(用例:最高オブ最高=すごく・とても〜である、9位)などもランクイン。
2018年10代女子が選ぶ流行ったコトバランキング。
出典:マイナビティーンズ
【流行ったモノ編】TikTok、AbemaTV……新興アプリからトレンド続々
撮影:西山里緒
今年の流行語大賞にもノミネートされた「TikTok」(2位)は、10代女子からの支持もアツい。
TikTok発のトレンドとしては、西島隆弘が歌う曲に合わせて踊る「トリコダンス」(コトランキング・6位)や、「全力◯◯」(同7位)も「コトランキング」にランクインしている。
また、サイバーエージェントとテレビ朝日が共同で出資するインターネットテレビ局「AbemaTV」(3位)も、今年10代の心をつかんだ。同局で放映された恋愛リアリティショー『太陽とオオカミくんには騙されない』は、コトランキングの5位にランクイン。
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プリクラ機「これ以上可愛くなってもいいですか」は8位にランクイン。
撮影:稲葉結衣
このほか、“モンスター級に盛れる写り”を売りにした「PINKPINKMONSTER」(7位)、立体的な“盛れ感”をうたう「これ以上可愛くなってもいいですか」(8位)の二つのプリクラ機がランクインしており、プリクラは依然女子高生に根強い人気を誇っていることが伺える。
2018年10代女子が選ぶ流行ったモノランキング。
出典:マイナビティーンズ
【流行ったヒト編】BTSもランクイン! 韓国カルチャーは高い人気
11月に大きな話題になった韓国のアイドルグループ「BTS」も、ランクイン。
撮影:西山里緒
韓国の人気アイドルグループ「BTS」の過去の言動をめぐって、テレビ朝日「ミュージックステーション」が出演を急遽中止するなど、K-POPに関する報道が過熱した11月。
しかし、10代女子の間では韓国カルチャーは依然として高い人気を誇る。
流行ったヒトにはBTS(6位)、同じくK-POPの女性アイドルグループ「BLACKPINK」(9位)が入った。
韓国発のプチプラコスメブランド、「3CE」。1000円代〜3000円代と10代女子のお財布に優しい価格帯が人気の理由のひとつ。
撮影:稲葉結衣
ちなみに韓国発のトレンドは、チーズが入ったホットドッグ「チーズドッグ」(モノランキング・5位)・プチプラコスメブランド「3CE」(同6位)・韓国ミニ扇風機(同9位)など、ヒト以外にも韓国発のカルチャーが続々ランクインと、アイドルに限らず10代女子には高い人気。
ヒト編のランキングは、テレビ発の有名人が多いところも特徴だ。2018年紅白初出場を果たしたジャニーズの新グループ「King & Prince」(1位)やあいみょん(4位)をはじめとして、ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』に出演した今田美桜(同2位)や、ドラマ『サバイバル・ウエディング』などに出演した吉沢亮(同3位)などがランクイン。
2018年10代女子が選ぶ流行ったヒトランキング。
出典:マイナビティーンズ
【流行ったコト編】タピオカが流行、台湾発のティーカフェ「Gong cha」が人気
Gong cha渋谷スペイン坂店の様子。
撮影:稲葉結衣
流行ったコトは「タピオカ屋巡り」が2位に。タピオカ屋の代表格である「Gong cha(ゴンチャ)」は流行ったモノでも1位に輝いており、10代女子の間のタピオカブームが伺える。
「Gong cha」は2005年に台湾でオープンし、現在は全世界に1400店舗を構える世界最大級のタピオカティーショップで、日本でも店には行列ができていることで話題に。
人気の秘訣は、甘くて小腹を満たせるほか「インスタで少食・可愛いアピールもできる(19歳、女性)」ところ。お昼ご飯にタピオカをチョイスする女子も多いとのこと。
2018年10代女子が選ぶ流行ったコトランキング。
出典:マイナビティーンズ
(文・写真、西山里緒)