誰もが自分の仕事に意味が欲しい…… 専門家が明かす、それだけではわたしたちが満足できない理由

キャット・ルブランさん

筆者キャット・ルブラン。

Courtesy of Cat LeBlanc.

  • ビジネスコーチのキャット・ルブラン(Cat LeBlanc)は、意味のある仕事をしていても、不満を抱えているクライアントにしばしば出くわすという。
  • これは、意味だけでは自分の仕事を好きになるのに十分でないからだと、彼女は言う。
  • 日々の仕事が自身のミッションと合致していなければ、わたしたちは自分の仕事に満足できないのだ。

最近は、誰もが"意味のある仕事"を話題にしているようだ。

自分の仕事に意味があると感じられることは、仕事に対するエンゲージメントと満足度を左右する上位3要素の1つだ。意味の感じられる/感じられない仕事に関するいくつもの研究が行われ、企業の経営陣は仕事に目的をもたらそうと多大な注意を払っている。

しかし、ビジネスコーチをしているわたしのところに来る、表面的にはすでに意味のある仕事をしているようで、仕事に対する満足度が低く、別の選択肢を模索している人の数は増えている。

彼らは医療や教育のプロであることが多く、高い専門性が要求される仕事は最も意味が感じられるはずの仕事だ。

なぜ"意味のある仕事をしている"はずの人の満足度が低いのか?

それは、仕事において目的を持つことが重要でないからではない —— 意味があるだけでは十分でないからだ。

多くのこうした人々との会話を通じてわたしが発見したのは、例え仕事が自分の価値と合致し、そのミッションを信じていたとしても、日々の仕事が自分の好む働き方に合っていなければダメなのだ。

なぜなら、毎日職場に姿を現し、毎日タスクをこなさなければならないからだ。そして、もしこうしたタスクが自分の性格と合わなければ、最高の仕事はできない —— そして、確実に満足できないだろう。

わたしは、強制されているスケジュール管理方法のせいで、患者を心から救うことができないと感じている医師たちと話した。

仕事は大好きだが、もっとイノベーティブなアプローチに挑戦したいのにできない作業療法士たちとも話した。

わたしが話を聞いた、制約の多い職場環境にその仕事の意味を全て奪われている教師たちの数は正直、覚えていない。

「性格と目的が合致すれば、誰もかなわない」と言ったオプラ・ウィンフリーの言葉はまさにその通りだ。

もしあなたが自分の思考パターンや感じ方、行動パターン、自然なワークスタイルに反して働いているなら、意味のある仕事をしていたとしても、不満を感じるだろう。

自分にできることは?

柔軟性の低い企業で働いているなら、自身の役割の中でその強みを生かせる、自由のある分野に目を向けよう。

一度に1つのタスクに集中する方が得意なら、次に行く前に1つのことに取り組めるよう、ある程度のタスクをまとめることはできるだろうか?

問題解決に取り組んでいて、実績のあるやり方を好むなら、何か臨機応変なアイデアを考えなくてはとプレッシャーを感じるより、既存の方法を見つけられないだろうか?

もしあなたが経営者なら、環境は自由になりやすいだろう。だが、自分がボスだというだけで、自動的に全てうまくいくとは考えないこと!

意味のある仕事とワークスタイルを調和させることは、間違いなく可能だ。自動的にうまくいくと考えるよりも、どうしたら自分が一番結果を出せるか、自覚することが重要だ。

目標を達成し、自分の仕事に満足感を得るためには、日々、良い気分でいることが必要だ。

意識的に意味のある仕事に取り組み、自分にとって自然なワークスタイルで働くと、飛躍的に満足度が上がり、真に両者の長所を生かすことができるだろう。

「意味」は聞こえがいいかもしれない。だが、それが全てではない。

[原文:Everyone wants their work to have meaning, but they're overlooking a critical factor that makes all the difference in loving a job]

(翻訳、編集:山口佳美)

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