GMの再編策は、同社が「Auto 2.0の勝ち組」になることを確かにする —— モルガン・スタンレーが指摘

メアリー・バーラCEO

ゼネラル・モーターズのメアリー・バーラCEO。

Ruben Sprich/Reuters

  • 自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は26日(現地時間)、世界全体で7つの工場で製造を停止し、従業員を15%削減すると発表した。
  • トランプ政権はGMのこの計画を激しく非難している。
  • 同社の再編策は、GMがAuto 2.0で確実に勝つためには必要不可欠だとモルガン・スタンレーは言う。
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ゼネラル・モーターズ(GM)の減産と人員削減は、同社の長期的な持続可能性を考えれば賢い決断だと、モルガン・スタンレーは言う。

「多くの投資家がGMをAuto 2.0の勝ち組として見ている」とモルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス(Adam Jonas)氏は26日、顧客向けのメモに書いた。

GMは26日、2019年に世界全体で7つの工場 —— 北米の3つの組み立て工場、アメリカの2つのトランスミッション工場、アメリカ国外の具体的な名前は発表されていない2つの組み立て工場 —— を閉鎖すると発表。同社はまた、2019年に従業員を15%、幹部職を25%削減すると明かした。

これは電気自動車や自動運転車に資源投資をシフトさせ、自動車市場の低迷に備えるためだと、同社は言う。

GMの再編策は、アメリカのトランプ政権から激しく非難されている。大統領補佐官(国家経済会議委員長)のラリー・クドロー(Larry Kudlow)氏は27日、GMの発表をめぐり、政権は「怒りにも発展しかねない失望」を感じたと述べた。

トランプ大統領自身も27日に同様のコメントをしていて、閉鎖する工場の代わりにオハイオ州の新工場をすぐにオープンしなければ、GMの補助金をカットすると脅した。

「オハイオ州、ミシガン州、メリーランド州の工場を閉鎖するゼネラル・モーターズとそのCEOメアリー・バーラには非常に失望した」と、トランプ大統領はツイートした。「アメリカはゼネラル・モーターズを救った。そして、これが我々が受け取る礼だ! 電気自動車向けを含め、GMの全ての補助金をカットすることを我々は検討している

ジョナス氏によると、政府の反対がGMにとって再編にかかる最も高いコストとなるだろう。だが、同氏は、GMの行動は必要不可欠かつ先手を打つものだと指摘する。

「『未使用の』製品は人気のない、市場に気に入られなかったラインで、一般的に持続可能な収益性への道が見えず、損失を出している」と、ジョナス氏は言う。

GMは2020年までに60億ドル(約6800億円)のコスト削減を目指す。

「我々は、その全てが残りの製品に再投資されると期待している」と、ジョナス氏は言う。「これらのステップは、Auto 2.0のリーダー、そしてアメリカ人労働者の重要な雇い主として、GMの長期的な持続可能性と独立を確保するのに必要不可欠だと我々は見ている」

ジョナス氏はGMの目標価格を、27日の取引価格より20%高い44ドルとしている。

[原文:General Motors' restructuring plan ensures it'll be a 'winner in Auto 2.0' Morgan Stanley says (GM)]

(翻訳、編集:山口佳美)

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