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2019年の10大フードトレンド、ホールフーズが発表

カラフルなジェラートのショーケース

2019年は新しいタイプのアイスが登場する。

Shutterstock

  • ホールフーズは、2019年の10大フードトレンドを発表した。
  • 環太平洋地域生まれの食品、新しいタイプのアイス、脂肪たっぷり素材などがリストアップされている。

2018年ももうすぐ終わり。飲食業界は次は何が“”来る”だろうかと思いを巡らせている。

ホールフーズ(Whole Foods)は11月28日(現地時間)、2019年のフードトレンドを発表した。十数人のバイヤーと専門家が協力し、来年の新しいトレンドを予想した。

2019年に人気となる新しい食品は、環太平洋地域生まれの食品や合法大麻など、多種多様なものからインスピレーションを受けている。 

2019年の10大フードトレンドを見てみよう。 

環太平洋地域生まれの食品

ドラゴン・フルーツ

Wikimedia Commons/Roei Tabak

ホールフーズによると、アジア、オセアニア、南アメリカ西海岸の食品が人気を集める。同社が注目したのは、グァバ、ドラゴン・フルーツ、フィリピンのソーセージ「ロンガニーサ」、干しエビ、コウイカ、エビのペースト。

常温保存が可能なプロバイオティック食品

キムチ

Nate Otto / Flickr

プロバイオティック食品(人体に有益な微生物を含む食品)はすでに身近な存在。例えば、キムチや漬け物などの発酵食品がそう。健康食品ブランドや美容ブランドがこのトレンドに乗ろうとしている。

体に良い脂肪

ギー

Facebook/Bulletproof

ホールフーズは「ケトジェニックダイエット、パレオダイエット、グレインフリーダイエット、『ピーガン(パレオ+ビーガン)』ダイエット」を脂肪をより摂取できる食品としてあげた。

「脂肪の新しい摂取源、例えばMCTオイルパウダーで作られたケトジェニックな栄養バー、ココナッツバターが豊富なチョコレート、『ファット・ボム』と呼ばれるスナック、バターコーヒーにインスパイアされたインスタントのビーガンコーヒーなどは、手軽に良質な脂肪を摂取できる食品として人気を集めている」

詳しくはこちら:10 of the best keto meal options at popular chain restaurants

冷たいスイーツの変わり種

アボカドのジェラート

Larry Crowe/AP

「アボカド、ハマス(ひよこ豆のペースト)、タヒニ(ごまのペースト)、ココナッツウォーターなどが時代を超えた人気スイーツの新たな地平を切り開いた」

フローズン・チーズ・スワール、台湾かき氷、メキシコのアイスクリームのブランドには、アイスクリームを超える大人気を集めているものもある。

海藻を超えるシーフード

ケルプ・ヌードルの生春巻き

Facebook, Sea Tangle

2018年、海藻は大人気だった。今は海藻バター、ケルプ(昆布)ヌードルの人気が高まっている。

ヘンプ(品種改良された大麻)

ヘンプを抱える女性

AP Photo/P. Solomon Banda

カンナビジオール(CBD)の人気は、大麻ビジネスブームの中、ヘンプが法的に低リスクな選択肢として注目されていることを意味する。

「CBDオイルは厳密に言えばまだタブーにもかかわらず(食品、ボディーケア用品、栄養補助商品での使用は連邦法で禁止されている)、小売業者、シェフ、消費者の誰でも、食品見本市や食品イノベーターの会議、さらには地元農家のマーケットにおいてすら、大麻の人気を見ない日はない」

詳しくはこちら:'The new avocado toast': A former Coca-Cola and AB InBev executive reveals why every food and beverage boardroom needs to be talking about cannabis

人工肉のスナック

ビーガン・ジャーキー

Facebook.com/louisvilleveganjerkycompany

「植物ベースの食品は正確には新トレンドではないが、ビーガンやベジタリアンではない、より多くの人が植物ベースの食品に興味を持っていると専門家は指摘した。新しい味を求め、肉以上に、より風味豊かなうま味をスナックや肉に加える方法を求めている」

つまり、食料品店に植物から作られたジャーキーや人工ベーコンのスナックがたくさん並ぶ。

購入の後押し

グレーストーン・ベーカリーのブラウン・シュガー・ブロンディー

Greystone Bakery Facebook

「2019年、購入の背後にある思いやりは環境への責任と動物愛護を越えるものになる(もちろん、両者を排除するものではない!)。つまり、より人間にフォーカスしたものになる」

同社は、オープンな雇用モデルを持つグレーストーン・ベーカリー(Greyston Bakery)、女性農家と契約するクリ・クリ(Kuli Kuli)、女性と食品をテーマにした雑誌『チェリー・ボンブ(Cherry Bombe)』をあげた。

環境に優しいパッケージ

スターバックスの新容器「シッピーカップ」

Starbucks

スーパーマーケットは顧客にマイバッグの持参を呼びかけ、チェーン店はストローを禁止している。使い捨てのパッケージはなくなっている。

「トレンドとして始まった動きでも、不可欠なものになることがある。これはその一例」

詳しくはこちら:日本にも来る? プラ製ストローを廃止するスターバックスの新兵器に注目が集まる

グルメスナック

チーズ、ハム、ナッツなどのプレート

Callie Ahlgrim/INSIDER

「スナック(軽食)は全般的に高級化している。通常の1日3食の食事に取って代わりつつあり、これまでとは違ったものになっている」

2019年、チーズの盛り合わせ、プロシュート(生ハム)、子どもの頃に食べたおやつの高級バージョンが人気となるだろう。ケトジェニックダイエットをしている人向けのグルメスナックが良い例だ。


[原文:These 10 trends will decide how we eat in 2019, according to Whole Foods

(翻訳:Ito Yasuko、編集:増田隆幸)

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