ジャングル・サバイバル・トレーニングでコブラをつかむタイ王国海兵隊員。タイ・チョンブリー県サッタヒープ郡。2018年2月19日。
US Air Force
上の写真は、タイ王国海兵隊の曹長でジャングル・サバイバル・トレーニングのインストラクターを務めるPairoj Prasansai氏が、2018年の多国間共同訓練「コブラ・ゴールド」でコブラをつかむ様子。
アメリカ、韓国、タイなど各国の海兵隊が合同でジャングル・サバイバル・トレーニングを行い、ヘビの血の飲み方、他のハ虫類や昆虫の食べ方を学んだ。
戦闘や紛争の最中でなくても、アメリカ軍の隊員はストレスにあふれた奇妙な状況に置かれることがある。
そんな9つの状況を見てみよう。
ヘリコプターから吊り下げられる。
南シナ海で行われたSPIE訓練。海兵隊員がMH-60Sシーホークから吊り下がっている。2018年10月11日。
US Marine Corps
スペシャル・パトロール・インサーション&エクストラクション(Special Patrol Insertion and Extraction:SPIE)は、ヘリコプターや飛行機などが着陸できないエリアから兵士を潜入あるいは脱出させる方法。
急所を蹴られる。
9月12〜28日、ジョージア州フォート・ベニングの訓練センターで行われたドイツ軍式歩兵格闘訓練。
US Army
ドイツ軍式歩兵格闘訓練は、フォート・ベニングに開設された新しい訓練プログラム。アメリカ陸軍によると、この訓練では「武器を持った、または素手での打撃術、メインの武器とサブの武器の使い分け、ナイフ攻撃からの防御と攻撃への切り替え、接近戦の戦い方」などを学ぶ。
飛行機から飛び降り、低高度でパラシュートを開く。
アフガニスタン・バグラム空軍基地を飛び立ったC-130スーパーハーキュリーズから高高度降下低高度開傘訓練を行うアメリカ空軍のガーディアン・エンジェルス。2018年3月23日。
US Air Force
アメリカ空軍によると、ガーディアン・エンジェルスは「コンバット・レスキュー・オフィサー、パラレスキュー(PJs:落下傘救助隊員)、サバイバル・イベイジョン・レジスタンス&エスケープ(生存・回避・抵抗・脱出)スペシャリスト」からなるチーム。
高高度から飛び降り、低高度でパラシュートを開いて、敵地あるいはアクセス困難な場所に墜落したパイロットらを救助する。
訓練の詳細はこちら。
催涙スプレーを顔に噴射される。
催涙スプレーを顔に噴射される軍警察の隊員。アラスカ州エルメンドルフ - リチャードソン統合基地。2018年10月9日。
US Air Force
警備隊と軍警察の隊員は全員、着任するとまず催涙スプレーを顔にかけられる。
濁った水の中で浮かぶ。
沖縄にあるアメリカ海兵隊太平洋基地のジャングル戦闘訓練センターで有刺鉄線を避けながら泥水の中を進む海兵隊員。6月20日。
US Marine Corps
沖縄県にある北部訓練場(通称、キャンプ・ゴンサルベス)のジャングル戦闘訓練センターでは海兵隊が深いジャングルを想定した訓練を行っている。
あるいは有刺鉄線をくぐりながら水の中を進む。
バージニア州クアンティコ海兵隊基地の訓練コースで有刺鉄線をくぐるアメリカ海兵隊の士官候補生。2016年10月5日。
US Marine Corps
キグリー・アサルト・コース(Quigley Assault Course)は、クアンティコ海兵隊基地での士官候補生課程(Officer Candidates Course:OCS)の一部。OCSを修了した幹部候補生は少尉に任官される。
ヘビが体を這っても動かない。
訓練中の狙撃手が構えるライフルの銃身の上を這うヘビ。フロリダ州エグリン空軍基地。2018年4月7日。
US Army
「狙撃手は位置につくと何時間でも完全にじっとしているよう訓練され、敵はもちろん、野生動物でさえ、その存在に気づかない」
アラバマ州兵は4月、フェイスブックに掲載した写真のキャプションにそう記した。
訓練の詳細はこちら。
海兵隊の仲間に首にナイフを突き付けられながら首を絞められる。
カリフォルニア州ペンドルトン基地で格闘訓練を行う海兵遠征部隊の隊員。2018年9月28日。
US Marine Corps
接近戦でのナイフの使い方を訓練する海兵隊員。
[原文:You won't be able to look at these military training photos without getting sweaty palms]
(翻訳:仲田文子、編集:増田隆幸)