急増する小学校低学年いじめ、“死”を口にしたわが子を守り抜いたある父親の告白

私は在京のテレビ局で記者をしています。2人の子どもがいますが、実は2年前、都内の公立小学校に通う当時小学3年生だった長男(仮名・鈴木幸太郎)がいじめ被害に遭いました。幸太郎は不登校になり、私たちは引越しを決断。いじめによって、家族は翻弄されました。

記者としてこれまでいじめをはじめ教育関係の問題も数多く取材してきましたが、今回、当事者として、初めていじめによる負のインパクトの大きさを実感しました。

学級崩壊といじめは表裏一体

いじめ

3年生の時の連絡帳。右側は母親からの訴え。左側は担任からの回答。

筆者提供

異変は幸太郎が小学2年生の時からありました。筆箱や体操着がなくなる、運動会の練習で前歯を折るなど、最初は本人の不注意だと思っていたのですが、たび重なる事態に疑問を感じた妻が、担任教師に事実を伝えました。

それでもこの時、妻は強く訴えたわけではありません。

というのも妻はPTA会長をしていたこともあり、先生たちの多忙さが全国的に問題になっていることも知っていて少し遠慮してしまったのです。この時、もっと真剣に学校側に相談しておくべきだったと妻は反省しています。「ただのイタズラかも」で済ませてはいけなかったのです。

そのせいか担任も静観することになりました。いじめの可能性をこの時点で疑ったなら、担任は学校への報告などで業務が増えます。それがイヤで、いじめでないことをひたすら願っていたのかもしれません。

当時の担任は、公開授業でも子どもたちを怒鳴り散らすような厳しい指導が父母の間でも問題視されていた女性教師でしたが、結局、いじめの発生を疑うこともせず、その疑いを管理職にも報告していなかったことが後に分かります。

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