保釈されたファーウェイCFOがSNSで「感謝」。傷だらけのバレリーナの写真が語るものは?

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孟CFOが保釈後にSNSに投稿した文章。

制裁下のイランの通信会社と取引する一方、アメリカの金融機関に虚偽の説明を行ったとする詐欺容疑で逮捕された中国IT大手ファーウェイ(華為技術)の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)は12日、同日に保釈された後、バンクーバーの自宅に戻ったことを中国のSNS微信(We Chat)で報告した。

孟氏は「私はバンクーバーで、すでに家族と一緒です。ファーウェイを誇りに思います。祖国を誇りに思います。心配してくれた全ての人に感謝します。孟晩舟」という文章を、バレリーナの足元の写真とともに投稿した。

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孟晩舟氏の家族がバンクーバーに保有する住宅。

REUTERS/David Ryder

ファーウェイによると、孟氏が投稿した写真は、同社が2015年に企業アイデンティティーを訴えるキャンペーンを初めて実施した際に使用した広告で、「美しいバレリーナも、爪が変形するほど苦難の練習を重ねている」というメッセージが込められているという。

ファーウェイの創業者で、孟氏の父親である任正非氏は、日本がバブル崩壊後の長い「冬」に直面しながらも、勤勉さと前向きさを失わず奮闘していることを称えるエッセー「北国の春」を2001年に社内報で発表し、『ファーウェイの冬』と題した自伝も出版。「春は必ずやってくるのだから、冬こそ鋭気を養い、努力すべきだ」と説いている。

孟氏も、足の爪が変形した痛々しいバレリーナの姿に、「ファーウェイの冬」「自身の冬」を重ねているのかもしれない。

(文・浦上早苗)

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