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- アメリカでは、すでに数多くの民主党員が2020年の大統領選に立候補する可能性を示唆している。
- 選挙キャンペーンも間もなく始まる。未来の候補者たちも2019年の初めには自身の決断を下すことになるだろう。
- 彼らははすでにアイオワ州やニューハンプシャー州といった予備選の開催時期の早い州を訪れ始めている。
2020年の大統領選が迫っている。民主党の未来の候補者たちは、サウスカロライナ州やアイオワ州、ニューハンプシャー州を訪れたり、国に対する自身のビジョンについての本を出したり、混戦に備えて抜け目ない政治活動を見せている。
新しい年が始まり次第、選挙キャンペーンをスタートさせそうな未来の候補者たちを紹介しよう。
1. コーリー・ブッカー(Cory Booker)氏
ニュージャージー州選出のコーリー・ブッカー上院議員。
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ニュージャージー州選出のコーリー・ブッカー(Cory Booker)上院議員は、最も精力的な未来の候補者の1人だ。
ブッカー氏はすでに、予備選の開催時期の早いアイオワ州、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州を訪れている。
2. ベト・オルーク(Beto O'Rourke)氏
テキサス州選出のベト・オルーク(Beto O'Rourke)下院議員。
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テキサス州選出の下院議員ベト・オルーク氏は、上院選で現職の共和党テッド・クルーズ氏に負けた後、すぐに大統領選への立候補を考え始めたようだ。
中間選挙が終わってから数週間後には、オルーク氏は有権者と会うため、ニューハンプシャー州やアイオワ州に招かれ始めた。
3. バーニー・サンダース(Bernie Sanders)氏
バーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員。
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バーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員は、2016年の大統領選で民主党候補となったヒラリー・クリントン氏に負けた。2020年の大統領選に向けた世論調査では、サンダース氏が民主党員にとっての一番の候補のようだ。
77歳のサンダース氏は予備選の開催時期の早い州をこの1年ですでに訪れていて、本も出している —— 大統領選に再び挑戦するサインと言えそうだ。
4. フリアン・カストロ(Julian Castro)氏
元住宅都市開発長官のフリアン・カストロ氏。
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オバマ政権で住宅都市開発長官を務めたフリアン・カストロ氏はAP通信のインタビューで、2020年の大統領選に立候補する可能性を示唆した。
2009年から2014年までテキサス州サンアントニオの市長を務めていたカストロ氏は、1月初めに最終決断を下すと語った。
5. エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)氏
マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員。
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マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員は、中間選挙が終わった後に2020年の大統領選についてはよく考えたいとし、立候補も選択肢の1つだと語った。
6. マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)氏
ビリオネアで元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)氏。
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ビジネス界の大物で元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏は、たびたび2020年の大統領選への関心を示している。
最近、アイオワ州やニューハンプシャー州を訪れてもいて、政治ジャーナリストたちの関心を呼んでいる。
7. ジョン・ディレイニー(John Delaney)氏
メリーランド州選出のジョン・ディレイニー(John Delaney)下院議員。
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このリストの他の民主党員と違って、メリーランド州選出のジョン・ディレイニー下院議員は、2017年6月からすでに積極的にキャンペーンを行っている。
ディレイニー氏はこれまでにアイオワ州を20回、ニューハンプシャー州を10回ほど訪れ、知名度を上げようとしている。
8. エリック・スウォルウェル(Eric Swalwell)氏
カリフォルニア州選出のエリック・スウォルウェル(Eric Swalwell)下院議員。
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他の未来の候補者たち同様、カリフォルニア州選出のエリック・スウォルウェル下院議員も最近、アイオワ州やニューハンプシャー州、サウスカロライナ州を訪れている。スウォルウェル氏はクリスマスの直前にもアイオワ州を再び訪れ、銃による暴力に関する市民集会に参加する予定だ。
37歳のスウォルウェル氏は、間違いなく大統領選に立候補するとも報じられているが、本人は「まだ」何も発表することはないと話している。
9. ジョー・バイデン(Joe Biden)氏
元副大統領のジョー・バイデン(Joe Biden)氏。
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元副大統領のジョー・バイデン氏は、2020年の大統領選の候補者として頻繁に名前が挙がる1人だ。
76歳のバイデン氏は最近、自身を「この国で最も大統領になる資格がある人間だ」と述べている。
AP通信によると、早ければ1月の初めにもバイデン氏は決断を下すと見られている。
[原文:Meet the 2020 presidential contenders who are poised to start campaigning right away in 2019]
(翻訳、編集:山口佳美)