「iPhoneにノッチはないと思った」アップル、訴えられる

アップル、オンラインストアのスクリーンショット

アップル、オンラインストアのスクリーンショット

Screenshot/Apple


iPhoneの画像

訴状より。

PACER

  • iPhone XS / XS Maxはディスプレイ上部に「ノッチ」がある。顔認証用のカメラを搭載するためだ。
  • だが、多くの広告画像は背景を黒にして、ノッチを分かりにくくしている。
  • 12月14日(現地時間)、女性が訴状を提出。iPhoneを予約した時、ノッチがあるとは思わなかったと訴えた。広告画像が原因だ。
  • 女性は集団訴訟を考えているようだが、その先行きは今のところ不透明。

iPhone XSとiPhone XS Masのデザインで目立つのは、多くの人が「ノッチ」と呼ぶ部分。

ノッチはiPhoneのディスプレイ上部に設けられた「切り欠き」、顔認証システムFaceIDのためのカメラが収められている。カメラをノッチ内に収めることで、ディスプレイの周囲にベゼル(枠)のない全画面デザインを実現した。

だがアップルの最近の広告では、ノッチは一見、分からなくなっている。アップルがiPhoneのディスプレイの背景や背景全体を黒にしているから。広告だけでなく、ウェブサイトのトップページでも

ところが、こうした画像が誤解を招いていると言う人も出てきた。アップルを訴えようとしている女性もいる。

12月14日(現地時間)、カリフォルニア州北部地区裁判所に提出された訴状には、アップルはノッチを分からないように広告をデザインしていると書かれていた。

訴えを起こした女性は、予約したiPhone XS Maxにはノッチがないと思っていた。

「ウェブサイトや小売店の広告に使用している画像で、被告がノッチを目立たなくしていることは明らか。こうした画像を原告は信頼した。原告はiPhone XS / XS Maxの画面の上部にはノッチがないと信じた」

訴状には他の訴えも記されていた。例えば、ディスプレイのピクセル数に画面の四隅を含めるべきではないなど。四隅は丸くなっているというのがその理由だ。

訴訟は集団訴訟の形を取り、アップルに損害賠償を求めている。ただし、何らかの進展が見られるまでには数年かかるだろう。一般に集団訴訟には時間がかかる。実際のところ、今回の訴えが最終的に裁判に至るかどうかは今のところ不透明。

だが12日に提出された訴状は、iPhoneの広告イメージが法的な観点で調査される初のケースとなった。8月、広告画像がリークされた時には、多くの人が黒の背景がノッチの存在をうまく隠していると述べた

「アップルはとてもうまく壁紙を選んでいる、さすが。メイン画像はノッチの周りが完全に黒になっている」

我々はアップルにコメントを求めたが、返答はまだない。

[原文:A woman is suing Apple because she didn't think the iPhone had a notch — check out Apple's marketing and decide for yourself

(翻訳、編集:増田隆幸)

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