仕事で“謝ってはいけない”4つのケース

ペンを持って話す女性

Strelka Institute for Media, Architecture and Design/Flickr

  • メロディ・ワイルディング氏は、グーグル、フェイスブック、HPなどのマネージャーやリーダーにコーチングしているエグゼクティブコーチ。
  • 彼女はクライアントの多くが仕事で過度に謝罪しがちで、能力や権威を損なっていると語った。
  • 時には「すいません」よりも良い言葉があると彼女は記した。メールの返信が遅れた時、誰かが道をふさいでいる時に「すいません」と言わないようにしよう。

「すいませんが、これを見ていただけますか?」

「邪魔をして申し訳ありませんが……」

「すみません、動かします」


謝罪は(正当な理由がある時は)、職場における共感のサイン

しかし過度な謝罪 ── つまり、必要がない時に「すいません」「申し訳ありません」と過度に言うこと ── は、悪い習慣。あなたの権威を損なう可能性がある。そしてもっと重要なことは、あなたの自尊心を傷つける可能性がある。

調査によると、女性は男性よりも「すいません」と言う傾向が強いが、これはある面では社会化の結果。

女性たちは、礼儀正しく、丁寧で、勤勉であるようにと育てられる。一方、男性たちは大胆で、常に自信を持つようにと育てられる。だから成人してからも、女性は男性と比べて、より多くミスをしていると感じてしまい、多くの事柄に対して「すいません」と言わなければと思ってしまう。

筆者がエグゼクティブコーチとしてコーチングしている女性の多くは、自分自身が過度に謝罪してしまうことを嫌っている。

女性たちは、言葉づかいを細かく言われることに怒りを感じているが、にもかかわらず、自分が「すいません」と言い過ぎてしまうことは自信がないためだと認識している。彼女たちは過度の謝罪は、自らの能力に対する自分自身の疑いを反映しているのかもしれないと認識している。

しばしば、彼女たちは筆者にどうしても謝罪し過ぎてしまうと語る。

習慣が何年もの間に深く根付いてしまい、言葉が自動的に出てきているようだ。なぜなら、ほとんどの場合、他に何と言うべきか分からないから。謝罪の言葉は、間を埋めるためのものになっている。

ここまでの指摘が自分のことのように思えて、あなた自身も過度に謝罪する習慣があると感じるなら、特に以下の4つのケースで「すいません」と言わないようにしてほしい。

1. 誰かがあなたにぶつかったり、道をふさいでいる時

誰かがあなたにぶつかった時は、「失礼」と言う方が「すいません」と言うよりも適切。また誰かが道をふさいでいることに対して、あなたが謝ってはいけない。

2. 質問がある時

最初に「すいません」と言わずに、会議などで発言することを練習しよう。特に女性はしばしば、自分の意見の前に修飾語を付けてしまう。

質問は、邪魔をしているわけではないし、謝罪すべきことでもない。そう思い込まないように。

3. 会議に遅れたり、メールの返信が遅くなった時

「ありがとう」

この言葉は、しばしば謝罪の言葉よりもパワフル。恥じる気持ちを感謝の気持ちに置き換えてみよう。

例えば、「ありがとう。始めましょう」と言うことは、同僚を待たせたことをあなたが理解していることを示す強力な方法。メールに返信する時も、早く返信しなかったことを謝罪するよりも、感謝の気持ちを示す方がずっと良い。

4. 誰かが不当な要求をしたとき

「すいません」と言う代わりに、「いいえ、それはできません」と言おう。

誰かがあなたに不当な要求をするなら、それを押し返し、抵抗する方法を学ぶことが賢明。

できること(できないこと)を明確に述べ、期待値を明確にすることで難しい状況に陥ることはない。これこそリーダーシップの表れだ。

あなたは「いいえ」と言うことで、誰かに嫌われたり、誰かを怒らせてしまうと心配するかもしれない。一般的に、真実はその逆。皆は、あなたの自己認識と誠実さを尊敬することになる。

もし、すべてをやり遂げられないことに、あなた自身が悪い感情を持つなら、あなたはあなた自身への厳しい期待値を調整した方が良いだろう。

覚えておいてほしい、「すいません」「申し訳ありません」と言うことは、必ずしも弱さの表れではない。

実際、上手な謝罪はとてもパワフル。大切なことは、あなたが謝罪の言葉を口にしてしまう、深い理由と向き合うこと。

努力すれば、あなたが本当に感じていることを表現し、結果としてコミュニケーションに自信を得ることができる確かな方法を見つけることができる。

[原文:4 times you never need to apologize at work, according to an executive coach

(翻訳:一柳優心、編集:増田隆幸)

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