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- 世界経済フォーラムは、世界の男女格差が解消されるまでにはあと108年かかるという。
- これを経済格差に絞った場合、その解消には200年以上を要するという。
- 世界経済フォーラムが行ったこの調査では、男女間の格差が最も小さいのはアイスランド、最も大きいのはイエメンであることが分かった。
- 日本は110位だった。
世界経済フォーラム(WEF)の最新レポートによると、世界の男女間の経済格差が解消されるのに200年以上、政治、健康、教育といった全般的な格差が解消されるまでにはあと108年かかるという。
WEFが毎年出している「Global Gender Gap Report」は、世界各国の男女平等に対する姿勢を比較したもの。それぞれの国の、男女別の教育機会、平均寿命や識字率、専門職に占める女性の割合、国会議員や閣僚級に占める女性の割合といったさまざまな観点から評価する。
WEFはランキングを作成するにあたって、149カ国で調査を実施した。
「職場に占める女性の割合の低迷や女性の政治進出の減少と、男女間の健康や教育へのアクセスの不平等の拡大が合わさって、賃金格差や専門職に占める女性の割合の改善が相殺され、2018年の世界の男女格差はわずかに狭まるにとどまった」と、WEFのレポートは述べている。
スコアは1点満点。点数が1に近いほど、男女平等が進んでいることを意味する。日本は0.622で149カ国中110位、アメリカは0.72で51位、中国は0.673で103位だった。インドは0.665で108位、韓国は0.657で115位だ。
以下、男女平等の進んだ国トップ20と、進んでいない国ワースト20を紹介する。
Skye Gould/Business Insider
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Skye Gould/Business Insider
(翻訳、編集:山口佳美)