Slack社員も冬休みは「オフ・Slack」。年末年始は「スマホ漬け」回避しよう

スラックの画面

電話やメールに代わるコミュニケーションツール、ビジネスチャットは手軽にやりとりができて、たしかに便利。だけど、いつもそばにあるスマホに連絡が来るせいで、24時間365日つながれてしまうことに「オンライン疲れ」していませんか?

脳も身体もしっかり休むための、休暇中の「ビジネスチャット断ち」の方法とは?

年末の「Slack漬け」におびえる部下

Slackによる「繋がりすぎ問題」は、顕在化し始めている。

Slackによる「つながりすぎ問題」は、顕在化し始めている。

2018年もいよいよあと10日を切った。忘年会シーズンで、オフィス内もせわしない毎日だ。

2017年夏の会社1年目の夏休みにはいきなり2週間の休みをとって、上司(編集長)ともめた私。これに懲りず、年末年始はもちろんガッツリと休みをとる予定だ。

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しかし悩みのタネは、休暇中の対応。編集部ではビジネスチャットツール「Slack」を使ってコミュニケーションをとっているが、年末年始にSlackの通知をオンにしておくか?オフにしておくか?は切迫した問題なのだ。

実は2018年の年明けに、原稿の入稿に関して、私はミスをしてしまった。当然のようにSlackをオフにしていた私はそのトラブルに気づかず、結局先輩に尻ぬぐいをさせてしまった。

後ろめたさもあるので、この年末年始はSlackをオンにしておこうかな。でもそんなことをしていたら、仕事人間の編集長にうっかり仕事を振られてしまうかも。それは避けたい……。

Slackでも「オフ・Slack」

Slack Japan代表の佐々木聖治氏

Slack Japan代表の佐々木聖治氏。

こんなモヤモヤを解決してもらおうと、Slack Japan代表の佐々木聖治氏に話を聞いてみた。

24時間365日、つながれてしまうがゆえに仕事漬けになってしまうのをどう回避するかという課題は、Slackとしても認識しているという。

驚いたことに、Slackはビジネスチャットツールの展開をしているものの、社として(自宅など社外で働く)リモートワークを積極的に推進しているわけではないそうだ。

アメリカのSlack本社 CEOのスチュワート・バターフィールド氏の口癖でもあり、社内でもよく使われるフレーズは「Work hard and go home (しっかり働き、家に帰ろう)」。つまり、在宅で仕事をするよりも、オフィスに来て働くことを良しとする文化があるのだ。

こうした流れを汲みながら、従業員が休暇中に「Off Slack」を宣言するカルチャーもあるという。

同氏によると「どのようにSlackから離れるか」の問題は、導入企業からもよく話題にあがっているそう。

「(Slackを全社的に導入している)メルカリさんでは完全にスラックオフとか、ヤフーさんでも『どオフデー』というのがあるそうです」(佐々木氏)と、完全なオフラインになることを推奨する動きがあることを教えてくれた。

「見えない過労」にも働き方改革を

大手町

テレワークが推進したからこその「働きすぎ」になっている人はいませんか?

こうした「ビジネスチャット漬け問題」は世界中で起こっているようだ。

12月にフィンランド・ヘルシンキで行われたスタートアップ・投資家イベント「Slush」で登壇した、Slack CTOのカル・ヘンダーソン氏も「いかに仕事から断絶(disconnect)できるか、という問題はより大きくなってきている」と述べていたのが印象的だった。

リモートワーク・テレワークが浸透してきている今だからこそ、オフィス外で仕事に対応してしまう、一般的な労務管理では「見えない過労」に、目を向けるべきなのかもしれない。

とはいえ、今私が直面しているのは、休み中に上司からの急な連絡に気づいた時、どうすれば?という問題だ。

佐々木氏に聞いてみると、個人としては「休暇中」であることをステータスに表示することと、やはり非通知設定(おやすみモード)にしておくことをオススメされた。

おやすみモードにしておけば、メッセージを送ろうとした人に「今すぐ通知を送信した方がいいですか?」という注意喚起のコメントが表示される。

正直言って、おやすみモードで出てくるメッセージで、編集長が頭を冷やして「通知を送信しない」チョイスをするとは考え難いものの(いや、普段の週末は「おやすみモード」出てきたら、通知を送信しないを選んでます。by 編集長)、これはもはやチャットツールでどうこうできるレベルではないのかも。

ここは「休暇中は働かない」という意思が試されている!と思って、年末年始は今年も非通知設定一択!で、行きたいと思います。

slack通知

この通知が出て来たら、上司には「察して」ほしいですね

(文・写真、西山里緒)

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