トランプ大統領。
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- アメリカのトランプ大統領は、今週後半から2週間にわたってホワイトハウスを離れ、クリスマス休暇を取る予定だ。
- トランプ大統領はしばしば休暇中にも娯楽をかねた仕事をしているが、公式の会合は入れず、姿は見せない。
- トランプ大統領の1日の過ごし方を見てみよう。
トランプ大統領は今年、ホワイトハウスを離れて16日間のクリスマス休暇を取るようだ。
フロリダ州パームビーチにある、自身が所有するリゾート施設「マーアーラゴ」に向かうものと見られ、トランプ大統領はワシントンD.C.でのプレッシャーの多い日常生活から解放される。
Foxニュースを見る「エグゼクティブ・タイム」を含む、トランプ大統領の1日の過ごし方を見てみよう。
トランプ大統領は朝5時30分に起床すると言われている。6時頃から電話をかけ始めることもある。
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トランプ大統領は朝のコーヒーも飲まない。
Source: Business Insider
睡眠時間は3~4時間で、トランプ大統領はこれを成功するための戦術だと言う。「1日に12~14時間眠る人間が、どうやって3~4時間眠る人間と競うんだ? 」
Mark Wilson/スタッフ/Getty Images
Source: The Daily News
朝食は基本的に食べない。だが、食べる場合は「ベーコンと卵がいい」と言う。
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トランプ大統領は2016年、「昼食はとる。だが、一番しっかり食べるのは夕食だ」と語った。
Source: People
歴代の大統領首席補佐官がトランプ大統領の自由時間を短くしようとしてきたが、午前11時に仕事を始めるまで、トランプ大統領は基本的に朝の時間をツイートをしたり、Foxニュースを見ることに費やしている。
Donald J. Trump/Twitter
Source: The New York Times; Axios
大統領は、共和党全国委員会の「作戦司令部」が毎朝作っているという「マスコミ報道まとめ」を受け取っている。
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3人のスタッフが朝6時から、共和党と民主党に関するテレビ、新聞、ネットメディアの報道をモニターしていて、30分ごとにホワイトハウスにレポートを送ると言われている。
Source: Vice News
その後、大統領は執務室へと移動するが、情報機関による日々のブリーフィングの大半はスキップ。トランプ大統領は以前、「大統領日報(President's Daily Brief)」の名で知られる報告書を無視し、伝統を破ったことも。
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トランプ大統領は、口頭によるブリーフィングを好むと言われている。
Source: The Daily News, The Washington Post
行事や打ち合わせは日によってさまざまだが、トランプ大統領は「エグゼクティブ・タイム」という時間をスケジュールに組み込んでいる。
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「エグゼクティブ・タイム」は、最長で2時間45分に及ぶ。
Source: Politico
この「エグゼクティブ・タイム」に、公式の打ち合わせなどは含まれない。「エグゼクティブ・タイム」は1日に合計9時間に及んだこともあり、注目を集めた。
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この「エグゼクティブ・タイム」は、トランプ大統領が物事を考える十分な時間がないと不満を漏らした後、ジョン・ケリー大統領首席補佐官が導入したと言われている。
Source: Politico
政府高官とランチをともにすることも多い(だが、毎日ではない)。トランプ大統領は仕事が終わる午後6時30分頃から、ホワイトハウスで自らが選んだゲストを招いて、しばしば夕食会を開いている。
夕食会で話をするトランプ大統領(ホワイトハウス、2017年5月21日)。
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オバマ前大統領とは違い、トランプ大統領が外食することはまれだ。ホワイトハウスもしくはトランプ・ホテルにあるステーキハウスで夕食を食べる。
「誰でも夕食に招くことができるし、彼らは来る」と、トランプ大統領は就任後、古い友人に語った。
夕食会で挨拶をするトランプ大統領(ホワイトハウス、2018年6月6日)。
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Source: The New York Times
トランプ大統領が夕食に好んで選ぶのは、ウェルダンのステーキ、ミートローフ、ダイエットコーラだ。
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トランプ大統領がデザートに2スクープのアイスクリームを乗せたパイを食べることは有名な話だ。周りが1スクープしか乗せていなくても。
Source: The Washington Post;Time
週末には、バージニア州スターリングにある自身のゴルフクラブをしばしば訪れている。
Ian MacNicol/Getty Images
大統領就任後、トランプ大統領は自身のゴルフクラブを166回訪れたと報じられている。
Source: The Washington Post; Golf News Net
だが、連休やホリデーシーズンには、家族でマーアーラゴに向かう。仕事と娯楽を混同しているとして、これはたびたび倫理上の問題を指摘されている。大統領不在の間、スタッフの規模は縮小されるが、側近たちはクリスマスも待機し続ける。
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トランプ大統領は例年、大晦日のパーティーをマーアーラゴで開いている。
2018年、そのチケット代は有料会員が650ドル(約7万3000円)、ゲストが1000ドル(約11万2000円)と言われている。
(翻訳、編集:山口佳美)