アマゾンのCEO、ジェフ・べゾス氏。
Reuters
- アマゾン(Amazon)は26日(現地時間)、2018年は「記録的な」ホリデーシーズンになったと発表、株価も伸びた。
- 同社はアメリカだけでその有料会員サービス「プライム(Prime)」を通じ、10億以上のアイテムを発送し、世界全体で数千万人がプライムに申し込んだという。
- マスターカード・スペンディングパルス(Mastercard SpendingPulse)のデータによると、2018年の堅調なホリデー・ショッピング・シーズンは、小売業者にとって喜ばしい結果となった。
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12月26日、アマゾンが世界全体でアイテム注文数が史上最多にのぼり、2018年は「記録的な」ホリデーシーズンになったと発表した後、同社の株価は10%近く伸びた。
アマゾンはアメリカだけで、プライムを通じて10億を超えるアイテムを発送し、世界全体で数千万人がプライムに申し込んだという。
「今シーズンはこれまでで一番だった。わたしたちは2019年も、顧客が求めているものを最も彼らにとって便利な方法で届け続けたい」と、アマゾンのワールドワイド・コンシューマー部門のCEO、ジェフ・ウィルク(Jeff Wilke)氏はプレスリリースの中で述べた。
「ホリデーシーズンを含め、1年を通じて顧客への幅広い品揃えと低価格、速くて無料の配送オプションの提供に貢献してくれた世界中の従業員に感謝している」
小売業界全体のトレンドを理解する上での手がかりを提供してくれるマスターカード・スペンディングパルスによると、2018年の堅調なホリデー・ショッピング・シーズンは、小売業者にとって喜ばしい結果となった。
2018年11月1日~12月24日の売り上げは5.1%増の8500億ドル(約94兆4000億円)と、ここ6年で最も大きく伸びた。そして、オンライン・ショッピングの売り上げも2017年に比べて19.1%増えたと、マスターカード・スペンディングパルスのデータは示している。
「在庫をしっかり調整し、オンラインと店舗をうまく組み合わせることで、多くの小売業者が消費者に彼らが欲しいものを彼らが求める買い物手段で届けることができた」と、マスターカードのシニア・アドバイザー、スティーブ・サドーブ(Steve Sadove)氏は言う。
アマゾンの株価は2018年に入って24.4%伸びている。
[原文:Amazon is gaining ground after reporting a 'record-breaking' holiday season (AMZN)]
(翻訳、編集:山口佳美)