箱根駅伝V逸の青学・原監督、Twitter開始もスタート失敗。2日目も5時5分投稿

新しい年を迎えると、皆、何かを始めようとします。

最もスタンダードなのは「今年こそ英語」ですが、インスタグラマー、YouTuber、さらにはTikTokといったSNSからスターが輩出するようになり、「2019年はSNSで発信する!と目標立てるおじさんが増えるんじゃないですかね」と、Business Insider Japanの浜田敬子統括編集長(←最近Twitter頑張ってます)と話してたら、青山学院大学陸上競技部監督の原晋氏が、1月4日にTwitterを始めるというニュースが飛び込んできました。ほら来たどっこいしょ。

あんだけメディアに出まくってる原監督、Twitterはやっていなかったというのも意外です。そして、箱根駅伝で5連覇を逃した後に、「進化を止めた時点で退化が始まる」とコメントした原監督自身の進化の手始めがTwitterかよっ。

原監督は1月4日午後5時5分に最初の投稿をすると宣言しましたが、操作にとまどったのか、初投稿は1分遅れて5時6分に投稿されました。計画通りにいかないところが、まさに2019年の青学を象徴しています。

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原晋監督のTwitterアカウントより

「全国の駅伝ファンの皆さま95回箱根駅伝応援有難うございました。多少のアクシデントはありましたが全大学無事大手町に帰ってきました。これからも大学スポーツ盛り上げて行きます。変わらぬご愛顧いただきますよう暖かいご声援よろしくお願いします。青学大駅伝チームも原も元気良く頑張ります。」

目標は55万フォロワー。箱根駅伝で掲げていた「ゴーゴー大作戦」は不発でしたが、この響きがよほど気に入っているようです。ただしいつまでに55万フォロワーを達成するか、「目標タイム」は宣言しませんでした。

フォロワー層は箱根駅伝ファン層を反映

投稿から15時間経った5日10時5分時点で、フォロワー数は3万9145人。

そして11時35分に4万人突破。

目標の1割、つまり5万5000フォロワーに達するまでのタイムを測定しようと思っていましたが、原監督がもうちょっと何か投稿してくれないと、時間がかかりそうです。

じりじりと増えていくフォロワー数を眺めているのも飽きてきたので、どんな人が原監督をフォローしているのか、ユーザーローカルのSNS解析ツール「social insight」で分析してみました。

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原監督アカウントのフォロワー属性。都道府県別分布は、赤いほど比率が高い。

social insightの分析より

性別は男性が6割弱、そして平均年齢は38歳。ユーザーローカルの伊藤将雄社長は、「スポーツ関係者にしては、女性のフォロワーが多いですね。Twitterユーザーの平均年齢は20代前半なので、フォロワーの平均年齢は非常に高いです」と指摘。箱根駅伝のファン層がそのままフォロワーに反映されています。

注目すべきは、フォロワーの地域分布。一番高いのが鹿児島県で、次が熊本県。確かに九州は駅伝強豪高校や実業団を抱え、マラソン熱も高いのですが、だとしても鹿児島の突出ぶりはナゾです。

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吉田投手のアカウントから発信された唯一の投稿。8時間後には削除されたため、このスクショは個人的なお宝です。

ちなみに、2018年の甲子園夏の大会で一躍スターとなった金足農業(秋田)の吉田輝星投手も、甲子園決勝戦翌日の8月22日に、「応援してくれた人向け」のTwitterアカウントを開設しました(注:吉田投手を含む金足農野球部メンバーの大半が、甲子園前からTwitterアカウントを開設しており、原監督との世代差が浮き彫りです)。

吉田投手のアカウントは、開設・初投稿後8時間足らずでフォロワーが8万人を突破。吉田輝星を名乗る偽アカウントも多数出現し、お祭り状態の中で、突如、全ての投稿と写真が削除されました。どうやら学校側の指導が入ったようです。

原監督のフォロワーの伸びと比べると、吉田君フィーバーがどれだけすごかったかが分かりますね。

もう一人の原監督は「SNS禁止令」

影響力の大きいスポーツ選手とSNSの距離感については、最近度々ニュースになります。

横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃投手は、他の選手の情報も含めた積極的な発信が大人気で、70万人近いフォロワーがいます

一方で、読売ジャイアンツ(巨人)の監督に復帰した原辰徳氏は、選手のSNSを禁止するとの方針が報じられました

「言いたいことがあったら俺達(首脳陣)に言えと。あるいは新聞記者に言えと」(1月3日、東スポWeb)

芸能人やスポーツ選手が、結婚や引退などの大きなニュースを、自分のSNSで発信するご時世に、「新聞記者に言え」というあたりが、親会社の読売新聞への忖度かとも勘繰りたくなります。

Twitterで発信しまくっているレジェンド・上原浩治投手の扱いをどうするつもりなのかも気になりますが、平成の大監督・原辰徳氏が「禁止」と言った直後に、進化を掲げるもう一人の原監督がTwitterを始めるあたりが、物議を醸しながらも世代交代を進めてきた彼らしいやり方と言えますね。

(文・浦上早苗)

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