グーグル・アシスタントのプロダクト・マネジメント・ディレクター、リリアン・リンコン氏。
Lilian rincon
- リリアン・リンコン氏はグーグル・アシスタントのプロダクト・マネジメント・ディレクター。約150人のグローバル・チームをマネジメントしている。
- 同氏は採用の際、「ロックスター」のような人材は求めない。
- 探しているのは謙虚で、同僚に気遣いができ、ユーザーのことを考えることができる人。
「ロックスター」という肩書が求人で多く見られるようになっている。だが、あるグーグル社員はそうした人材の採用にはまったく興味がない。
グーグル・アシスタント・プログラムのプロダクト・マネジメント・ディレクター、リリアン・リンコン氏は約2年前に入社。4人だったチームを20人近くへと成長させた。
「ロックスター」という肩書は、求人においてちょっとしたバズワードになっているが、リンコン氏はそうした固定観念に当てはまる人材を採用しない。
「正直に言って、自慢ばかりする人はあまり好きではない。あるいは自信満々な人。よくよく話を聞いてみると、実は経験がなかったりする」と同氏はBusiness Insiderに語った。
「自分の経験について、より謙虚で、経験から得たことをうまく話すことができる人の方がずっと良い」
また、グーグルでは「カルチャーにより合っているかどうかで採用する。非常に特殊な、限られた分野におけるロックスターであることよりも」と付け加えた。
リンコン氏のチームは、グーグル・アシスタントがさまざまなデバイスにおいて、どのような機能が提供できるかを検討している。そのため同氏にとっては、グーグルのカルチャーに合う人材を見つけることは極めて重要。出身大学や、どのようなテクノロジーに取り組んだかではない。
リンコン氏は、スマートなだけでなく、謙虚で互いに助け合おうとする仲間たちと仕事ができて「とてもラッキー」と述べた ── そして、それこそが同氏が求めるタイプの人材。
「ユーザーのことを考えることができる人は、同僚に気遣いができる人だと思う」
また同氏はチームに多様な個性や考え方をもたらす人材も求めている。
「少し異なる考え方を促すような人がいるようしたい。全員が同じように行動し、同じように感じる必要はない」
グーグルは創業当初、過酷な選考プロセスで悪い意味で知られていた。候補者の面接は最大16回もあり、質問は奇抜なものだった。元CEOのエリック・シュミット氏は最近のポッドキャストのインタビューで、同社はその後、採用面接の回数を4、5回に抑えたと語った。
リンコン氏はベネズエラ生まれ、カナダ、インドネシア、そしてアメリカで育った。同氏は、多様性のあるチームを作るために、チームのメンバーを面接に参加させている。
「私は非常に多様な、グローバルな視点を持って育った。ベネズエラで生まれ、カナダ、インドネシア、そしてアメリカで育ったから」と同氏。
「こうした経験がチームの採用方針の核になっている。世界中の人々がどのように我々の製品を使うのかを考えることができる人を採用したい」
(翻訳:Ito Yasuko、編集:増田隆幸)