世界遺産の島「五島列島」で働こう——東京から1240キロの島でのリモートワーク実験に参加しませんか?

週2、3回だけ出社してあとは在宅で業務をこなす人、鎌倉や軽井沢など東京近辺に住みながら月に数回上京というワークスタイルをとる人……。

五島列島

いろんな「リモートワーク」の形が生まれつつある今、実際どこまでオフィスから離れて仕事ができるのでしょうか? Business Insider Japan編集部では、2018年10月に2週間、鎌倉にサテライトオフィスを設置して「働く場所を変えてみたら何が起きる?」を検証してみました。

今回はその第2弾として、5月7日〜6月7日の4週間にわたり、鎌倉からさらに1200キロ離れた長崎県・五島列島でリモートワーク実験を実施します!

東京から思いきり離れた場所で仕事をしてみたとき、仕事や自分の中にどんな変化が起きるのか?

今回はBusiness Insider Japan編集部のメンバーだけでなく、読者のみなさん(30人限定)と一緒に実験しながら考えていきます。

世界遺産の島として「一度は訪れたい」

五島列島地図

リモートワーク実験の舞台となる五島列島は、九州の最西端、大小約150の島々からなる列島です。2018年6月に「潜伏キリシタン関連遺産」として列島内の4カ所が世界遺産に登録され、現在国内外から注目されています。2018年に訪れた人は、前年比約170%増と、「一度は訪れたい島」として知名度を上げつつあります。


五島列島教会

世界遺産に登録された「牢屋の窄 殉教記念教会」(久賀島)。

撮影:廣瀬健司

五島列島はエメラルドグリーンの海に囲まれた自然豊かな島。特に今回のリモートワーク実験が行われる5月は、海開き前ではあるもののサーフィン、釣り、SUP(スタンドアップパドルボード)などのアクティビティも楽しめる絶好のシーズンです。

五島列島海

驚くほど透明度の高い五島列島の海。長崎県に住む人の中には「五島は1万円で行けるハワイ」と呼ぶ人もいるほど。

撮影:廣瀬健司

五島列島海

五島列島・福江島にある高浜ビーチ。東京より日没の時間が遅いため、仕事を終えたあとゆっくりと夕日を眺めながら過ごせる。

撮影:廣瀬健司

昼間はビーチで仕事をして、あとは夕日を眺めながらビールとバーベキュー。そして夜には満天の星空の下で語らって……、東京では絶対に過ごせない時間の中で仕事ができます。

実験で検証したい東京からの“自由”

今回のリモートワーク実験で、Business Insider Japanとして検証してみたいのは、「どこまで“東京”から離れられるの?」。これだけ地方創生が叫ばれていても、ビジネスはまだまだ東京一極集中です。

そして、私たちメディアも依然として東京中心。特にウェブメディアは、マスメディアのように地方に支局や支社がなく、編集部のほとんどが東京にあるため、直接取材できる範囲も首都圏に限られています。結果、気づけば扱うテーマも東京中心の価値観で決めていることもしばしば。

そんな中で、物理的にも価値観の面でも、どこまで“東京”から自由になれるのか?自由になった結果、どんな発見があるのか?それを今回のリモートワーク実験では検証してみたいと思います。

海に面したバンガロー!働くのはこんな場所

五島列島は、福江島、久賀島、奈留島、若松島、中通島の5つの島がその中心となっています。今回のリモートワーク実験では、列島最大の島「福江島(ふくえじま)」にコワーキングスペースと宿泊場所を設けることにしました。宿泊場所は、美しい浜辺に面した「さんさん富江キャンプ村」。バンガローのまん前が見渡す限りのオーシャンビューです。

五島列島バンガロー

宿泊施設となるバンガロー。新装されたばかりで居心地のいい2階建て。

五島列島バンガロー

バンガローのベランダからの眺め。目の前がビーチという最高のロケーション。

自転車でアクセスできる範囲内に、コーヒーや食事を楽しみながら仕事ができるコミュニティカフェ「tetoba(手と場)」の他、スーパーマーケット、魚屋、銀行、郵便局、ガソリンスタンド、温泉、プール、私設図書館、一時保育が利用可能な認定こども園などがコンパクトにそろっていて便利なエリアです。

五島列島私設図書館

バンガローから自転車で行ける私設図書館「さんごさん」。コーヒーも飲めるおしゃれなスペース。

五島列島魚

「一度五島の魚を食べると、よその魚は食べられなくなる」と言われるほど五島の海の幸は絶品だ。地魚が手に入る魚屋も近い。

今回のリモートワーク実験では、認定こども園の一時保育を1日1500円で利用可能なので、子ども連れでの参加もご相談ください。

スペシャルゲストによるイベント企画も

山口周さん

撮影:廣瀬健司

今回のリモートワーク実験には、2人のスペシャルゲストの参加がすでに決定しています。

1人目は、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』がベストセラーとなっている山口周さん。山口さんは2018年9月に初めて五島列島を訪れ「ビジネスパーソンにこそ、ぜひ訪れて欲しい場所」と感じたそう(山口周さんの五島体験はこちら)。

山口さんは5月10〜13日まで五島列島・福江島に滞在し、11日と12日の2日間、山口さんをファシリテーターとして世界遺産登録された奈留島・久賀島の潜伏キリシタン遺跡をめぐるツアーを企画します。

山口さんと一緒に信仰をめぐる歴史に触れることで、ビジネスパーソンに必要なリベラルアーツを体得できる、今回だけの限定ツアーです。

2人目のゲストは、一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事の荻野淳也さん。

荻野淳也さん

撮影:今村拓馬

荻野さんには、5月25日と26日の2日間、富江のビーチでビジネスパーソンのためのマインドフルネス研修を行っていただきます。朝日を浴びながらヨガをして、昼は波音に耳を傾けつつワークや瞑想する。そんな豊かな時間の中で、自分の人生で一番大切にしたい価値観を見つめ直す企画です。

その他、開催期間中には、週末ごとにU・Iターン移住された地元のみなさんと交流できるトークイベントやアクティビティも開催予定です。

編集長やBI編集部員も参加します

Business Insider Japan編集長・浜田敬子も五島に行きます!浜田にとっても五島は長年「憧れの島」。五島の美しい空と海に囲まれて、メディアのこれからを読者の皆さんと一緒に考えたいと思っています。編集部員も交代で参加することで、新たな働き方、新たな発想を得られればと思っています。

2019年の5月、一緒に五島でリモートワーク実験しませんか?

【開催期間】2019年5月7日(火)〜6月7日(金) 開催期間中、3泊4日以上で好きな期間だけ滞在していただけます。

【参加費】1日の宿泊費(3000〜4000円程度)×参加日数

  • 現地集合現地解散。福江島までの交通手段の確保は参加者各自でお願いします。
  • 参加中にかかる食費や交通費(レンタカー、レンタサイクル使用料)などは各自の負担となります。
  • 山口周さん、荻野淳也さんのイベントに参加される方は別途参加費がかかります。

【参加条件】今回のリモートワーク実験は、参加者みんなで自主的につくり上げていく企画です。そのため3月と4月にそれぞれ1回、参加者全員で事前に集まり、この実験でどんな体験をしたいかなど、企画の内容を話し合いながら決めていきます。

ミーティングの日程は後日参加者の方にお知らせいたします。また、応募多数の場合、宿泊施設の限りがありますので、抽選とさせていただく場合があります。

お申込みはこちらから。

Popular

Popular

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み