ビールや卓球台は当たり前! アメリカで人気の最新オフィス・トレンドとは

フェイスブックのオフィス

カリフォルニア州メンローパークにあるフェイスブックのオフィスには、屋外にグリーンを配したスペースが。

Rob Price/Business Insider

  • アメリカでは、都会にある企業が屋上に公園や庭を造るのが人気となっている。ニューヨーク・タイムズが報じた。
  • このトレンドは、外の空気に触れることが健康に良いということからきている。
  • 研究によると、自然とのふれあいがストレスや倦怠感を低減させ、気持ちの落ち込みや不安を和らげる助けになるようだ。

ビールの入った冷蔵庫、アーケードゲーム、卓球台…… アメリカでは近年、企業があらゆる"オフィス特典"を使って、未来の従業員候補にアピールしている。

しかし、そのトレンドは今、オフィスビルのデザインをも変えようとしている。

ニューヨーク・タイムズは15日(現地時間)、都会のオフィスビルのデベロッパーやオーナーが、ビルの屋上を公園のようなスペースに変えていると報じた。従業員は屋外で仕事をしたり、リラックスすることができる。

このトレンドは、外の空気に触れることが健康に良いという意識の高まりからきていると、同紙は書いている。これまで複数の研究で、自然とのふれあいがストレスや倦怠感を低減させ、気持ちの落ち込みや不安を和らげる助けになることが分かっている。また、太陽の日差しを浴びることで、わたしたちはより幸せを感じ、活動的にもなる

つまり、外へ行く機会を従業員に与えることが、企業にとっての最優先事項になりつつあるのだ。

「今、これに注目していないデベロッパーや先進的なビルオーナーはいない」と、ニューヨークの不動産サービス会社CBREの副会長ポール・J・アムリック(Paul J. Amrich)氏はニューヨーク・タイムズに語った。

このトレンドは、ベイエリアにある本社の屋上に9エーカー(約3万6000平方メートル)の公園を置いたフェイスブックといったテック企業が先駆けだと、同紙は指摘する。

そして、ニューヨーク・シティのようなより大きな都市では、既存のオフィスビルに屋外テラスを後付けするのは、容易でないし、安くもない。アムリック氏は、屋外エリア付きのオフィスなら、家主は10~15%高いテナント料を取れると言う。

しかし、その恩恵はコストを上回るかもしれない。ブルックリンでは、クラウドファンディングの「キックスターター(Kickstarter)」の従業員たちが、屋上の庭で果物や野菜、ハーブを育てている。ニューヨーク・タイムズによると、ユナイテッド航空の従業員は、テキサス州ヒューストンにあるオフィスの12階のテラスでしばしばリラックスしたり、ランチを食べるなどしている。

不動産会社ダースト・オーガニゼーション(Durst Organization)の広報担当ジョーダン・バロウィッツ(Jordan Barowitz)氏は2017年、ニューヨーク・ポストに対し、「屋外スペースへのアクセスは、健全な職場環境にとって欠かせない要素だ。持続可能な発展において極めて重要な部分であり、大事な採用ツールの1つでもある」と語っている。

[原文:Tech giants like Facebook have moved beyond beer and ping-pong to the next office must-have, and other companies are following their lead]

(翻訳、編集:山口佳美)

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