ロシアのプーチン大統領は?
Reuters
- 1月22日からスイスのダボスで開かれる世界経済フォーラムの年次会合には、世界中のリーダーが集結する。
- 2019年のテーマは、よりインクルーシブな社会と脆弱なコミュニティーに対するより良い保護を促進する「グローバリゼーション 4.0」だ。
- 国内の対立を生んでいる問題に対応するため、多くの主要国のリーダーが会議を欠席することは、皮肉と言えよう。
政界、ビジネス界の大物が今週、世界経済フォーラムの年次会合に出席するため、スイスのダボスに終結する。
現地は大雪で混乱しているかもしれないが、会合は「グローバリゼーション 4.0」というテーマの下、冷静な連帯というメッセージを発信しようとしている。
シンプルに言えば、よりインクルーシブな(全てを受け入れるような)社会づくりと脆弱なコミュニティーに対するより良い保護について検討する予定だ。
しかし、アメリカのトランプ大統領やフランスのマクロン大統領が国内の対立を生んでいる問題に対応するため、ダボス行きをキャンセル。会合のメッセージはすでにリスクにさらされているのかもしれない。
トランプ大統領はメキシコとの国境沿いの壁をめぐる政府機関の閉鎖問題に、マクロン大統領はいわゆる「黄色いベスト運動」に対応中だ。
しかし、その一方で多くの世界のリーダーや王室関係者がダボス会議に出席する。出席者の顔ぶれを紹介しよう。
ドイツのアンゲラ・メルケル首相
Kai Pfaffenbach/Reuters
日本の安倍晋三首相
Kim Hong-Ji-Pool/ Getty Images
イギリスのウィリアム王子
REUTERS/Peter Nicholls
ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領
Adriano Machado/Reuters
ボルソナロ大統領は2018年10月に当選したばかり。つまりダボス会議が初めての国際舞台となる。「全ての国と貿易をし、経済の自由、二国間合意、財政バランスを尊重するという我々の願いをわたしは示す。こうした柱とともに、ブラジルは完全雇用と繁栄に向かう」と、大統領は言う。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相
REUTERS/Ronen Zvulun
ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相
Hannah Peters/Getty
イタリアのジュゼッペ・コンテ首相
Reuters/Remo Casilli
オーストリアのセバスティアン・クルツ首相
Thomas Kronsteiner/Getty Images
アイルランドのレオ・バラッカー首相
Sean Gallup/Getty Images
スペインのペドロ・サンチェス首相
Reuters
南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領
Reuters
オランダのマルク・ルッテ首相
Jack Taylor / Getty
イラクのバルハム・サレハ大統領
Reuters
アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領
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ノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相
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ジンバブエのエマーソン・ムナンガグワ大統領
Dan Kitwood/Getty
コロンビアのイバン・ドゥケ大統領
REUTERS/Luisa Gonzalez
ベルギーのシャルル・ミシェル首相
Piroschka Van De Wouw/Reuters
オランダのマキシマ王妃(開発のための包括的金融に関する国連事務総長特別提唱者でもある)
Reuters
アメリカのトランプ大統領は、欠席者の1人だ
AP
トランプ大統領は最近まで出席する予定だったが、政府機関の閉鎖に対応するため、1月11日(現地時間)に欠席するとツイートした。
フランスのマクロン大統領も出席しない
Yves Herman/Reuters
いわゆる黄色いベスト運動への対応など、国内問題の対応で忙しいマクロン大統領はダボス会議を欠席する。
イギリスのテリーザ・メイ首相も、国内対応で忙しい
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メイ首相もダボス会議には出席しない。3月29日のEU離脱までに、イギリスの首相にはやらなければならないことがたくさんある。
ロシアのプーチン大統領は?
Thomas Kronsteiner / Getty Images
クレムリンは、プーチン大統領がダボスへ行く可能性を示していた。ロシア・トゥデイ(RT)によると、世界経済フォーラムの会合にプーチン大統領は出席するのかと尋ねられたペスコフ大統領報道官は、その可能性を排除しなかった。
[原文:Here are the major world leaders and royals going to Davos next week — and those staying at home]
(翻訳、編集:山口佳美)