iPhoneのLCD搭載モデルは2020年に廃止 ── ジャパンディスプレイは中国、台湾からの出資を探る

アップル、ティム・クックCEO

AP

  • アップルはiPhone XR用、iPhone 8用の液晶ディスプレイ(LCD)をジャパンディスプレイから購入している。
  • だがアップルは2020年、新型iPhoneのラインナップからLCD搭載モデルをなくすようだ。ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。
  • 同紙によると、ジャパンディスプレイは中国や台湾の投資家からの出資を検討している。

2007年に初代iPhoneを発売して以来、アップルは毎年、液晶ディスプレイ(LCD)を搭載した新型iPhoneを発売してきた。

ここ数年、高価な上位モデルには高品質な有機ELディスプレイ(OLED)を搭載、。一方、コストを理由に、LCDを搭載したiPhoneもラインナップし続けている。

例えば、2018年モデルでは、iPhone XRはLCDを搭載、一方、ハイエンドモデルのiPhone XS / XS MaxはOLEDを搭載した。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、2020年以降は変わるようだ。

アップルは新型iPhoneのラインナップからLCD搭載モデルを完全になくすようだと、ウォール・ストリート・ジャーナルはアップルの生産計画に詳しい匿名の関係者の情報をもとに伝えた。

この動きはアップルにLCDを供給しているジャパンディスプレイにとっては大問題。同社は主に日本政府が出資している。

記事によると、同社は中国や台湾の投資家からの出資を検討している。例えば、iPhoneのタッチパネルを製造している宸鴻科技集団(TPK Holding)や中国の政府系投資ファンド、シルクロード基金(Silk Road Fund)などだ。

液晶ディスプレイ(LCD)はここ数年でコモディティ化しているが、記事によると、アップルとの密接な関係が、投資家にとってジャパンディスプレイの魅力になっているようだ。

iPhoneの2019年モデルには、LCD搭載モデルが残るようだ。アップルは毎年9月に新型iPhoneを発表する。2019年モデルのデザインはほぼ固まっている。

さまざまなレポートやアナリストの予想によると、2019年の新型iPhone 3モデルは以下のようなスペックになりそうだ。

  • iPhone XRの後継モデル:液晶ディスプレイ(LCD)を搭載、背面カメラが現行XRのシングルレンズからダブルレンズになる。
  • iPhone XSの後継モデル:2018年モデルと同様、高品質な有機ELディスプレイ(OLED)と、背面にダブルレンズのカメラを搭載。
  • iPhone XS Maxの後継モデル:背面カメラがトリプルレンズになる。

アップルは11月以降、株価が低迷している。11月に同社が今後はiPhoneの販売台数の発表を行わないと発表したこと、そして最も重要なホリデーシーズンの売り上げ予想を少なくとも50億ドル下方修正したことは、iPhoneの販売台数が同社の予想を数百万台下回ったことを示唆した。

またデータは、消費者が毎年登場する新型iPhoneにそれほどエキサイトしなくなっていることも示唆した

[原文:Apple is reportedly planning to change a key component of every iPhone lineup by 2020, and now one of its major suppliers is scrambling

(翻訳、編集:増田隆幸)

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