#保育園落ちた#不承諾通知…飛び交う国の、保活に理不尽感じた時に読む6本

保育園

今年も#保育園落ちた、の悲鳴が聞こえてくる。保育をめぐり、なぜ今なお、問題は解決しないのか。

Junko Kimura/Getty

新年度を前に今年もTwitter上では、「#保育園落ちた」をはじめ、#保育園がらみの切実な声が飛び交っています。2019年10月には幼児教育・保育園無償化も開始されますが、「それより保育園全入を」という悲痛な叫びを、国はどう受け止めているのか。保育園すべて落ちたらどうなるのか。もう何年も解決しない「待機児童問題」の真実とは。

Business Insider Japanでは2017年1月の創刊以来、保育園はじめ、現代の子育てをめぐる問題を取材してきました。今、保活真っ只中の人も、この先いつか保活をする人も、待機児童問題を知りたい人も、保育園と子育ての関係にモヤモヤする全ての人に役立つ、これまでの厳選記事6本をまとめました。

現代日本の子育てを取り巻く環境について、あなたは、どう考えますか。


保育園、全て落ちた私に何が起こったか。保活に感じた3つの違和感

幼児の靴

全ての保育園に落選してしまったら、仕事を辞めなくてはならないのか。

撮影:今村拓馬

4月の職場復帰を目指して、保育園への入園申し込みをしたものの、どこにも入れなかったらどうするのか。育休を延長しても、現行制度では法定育休は2年で終わる。保活をする人の頭に、一度はよぎるこの問題。

実際に「全ての保育園に落ちた」筆者のルポをお送りします。そして、筆者が感じた保活への違和感とは。


国は待機児童問題を先送り……「保育園落ちた」私がたったひとりで訴訟に踏み切った理由

女性(顔なし)

認可保育園に落選した30代女性が、行政を相手取り、とった行動。

撮影:滝川麻衣子

「子どもが認可保育園に入れないのは、自治体が保育の責務を果たしていないから」

たった1人で市を相手取り、本人訴訟に踏み切った女性がいます。大学の研究者でもある女性はなぜ、手間も時間もかかる訴訟えを選んだのでしょうか。

その胸の内を聞いています。そこからは、保育行政の根本的な問題が浮かび上がってきます。


「保育園落ちてもいい」親たち。待機児童の一方で「不承諾通知」歓迎と内定辞退続出の訳

保育園

なぜ保育園に落ちてもいいのか?

撮影:今村拓馬

2018年の保活シーズンで、爆発的に読まれたのがこの記事です。

保活に必死になる親たちの一方で、「保育園落ちるために」申し込むというホンネを抱える人もいます。けしからんと、その動きを責める前に、「なぜ?」を紐解いてみませんか。

日本という国で、女性が働きながら子育てをする一種の過酷さが見えてきます。


保活「落選狙い」と言わないで。育休延長のために「保育園に申し込む」制度がおかしい

「保育園落選」の必要性

法律で認められている最長2年の育休には「保育園に落選」する必要がある。

Reuters /Yuriko Nakano

「保育園落ちてもいい」親たち記事の続編です。Business Insider Japanの記事以降、他メディアも取り上げるなどし、育休延長に保育園に落ちたという証明が必要な「制度の歪み」を指摘する声は高まりました。

厚生労働省は、制度見直しする新たな方針を示しました。この問題の全てが分かる1本です。


#子育て政策おかしくないですか「無償化より待機児童解消を」自民党に3万人署名

片山さつき参院議員

撮影:室橋祐貴

2019年秋から、幼児教育・保育園無償化が始まります。なぜ、反対署名が集まるほど、この政策は不評なのでしょうか。そこには、子育て政策と当事者間の問題意識のズレがあります。

幼児教育無償化は待機児童対策を遅らせる?増え続ける保育予算の解決策とは

幼児

少子高齢化が進み、低成長時代の日本で、共働きはますます増えることが予想されます。そこで本当に必要な支援、税金の使い道とは。現場の声をお届けします。

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