YouTube/Steve Hayden
- 1984年、アップルは史上最も有名と言われるスーパーボウル広告を放映した。
- ラストの印象的なフレーズは「1月24日、アップルコンピューターはマッキントッシュを発表する。そしてあなたは、1984年が小説『1984』のようにはならないことを知る」。
- この伝説的な広告のオリジナルの絵コンテを見てみよう。Business Insiderのポッドキャスト番組「Hosehold Name」に関係者の1人が提供したものだ。
数々のスーパーボウル広告が歴史に刻まれた。だがアップルの「1984」ほどのインパクトを残した広告はほとんどない。1984年のスーパーボウルで放映された広告だ。
リドリー・スコット監督が作ったCMでは、1人の女性が大勢の無表情な男性たちの間を駆け抜け、最後に、反ユートピア的な世界の象徴である「ビッグ・ブラザー」が映し出されているスクリーンに向けてハンマーを投げつける。ジョージ・オーウェルの小説「1984」をもとにしたCMとして知られている。
CMのラストに象徴的なキャッチコピーが現れ、そこで初めてアップルの製品に触れる。
「1月24日、アップルコンピューターはマッキントッシュを発表する。そしてあなたは、1984年が小説『1984』のようにはならないことを知る」
だがCMを撮影する前に、広告会社はアップルの共同創業者、スティーブ・ジョブズと当時のCEO、ジョン・スカリーにプレゼンしなければならなかった。
2人は絵コンテを見せられた。CMがどのようになるかを数枚の絵で描いたものだ。
広告会社の担当者たちは緊張していた。広告会社の幹部、ジェイ・チアットがいくつもの案をボツにしていたから。
だがジョブズはこの案を気に入った。「ジョブズが最初に行った言葉は『素晴らしい』だった」とスカリーはBusiness Insiderのポッドキャスト番組『Household Name』で語った。
以下が広告の絵コンテ。
Courtesy of Steve Hayden
[原文:Here are the original ideas and storyboard behind Apple's iconic 1984 Super Bowl ad]
(翻訳、編集:増田隆幸)