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- アップルの小売部門トップ、アンジェラ・アーレンツ氏が会社を去る。
- 後任は現在、人事部門トップのディアドラ・オブライエ氏、新たに小売・人事担当シニア・バイスプレジデントとなる。
- アーレンツ氏は在職中の5年間、アップルストアの大幅な改修などに取り組んだ。
アップルは2月5日(現地時間)、小売部門のトップ、アンジェラ・アーレンツ(Angela Ahrendts)氏が4月で退任すると発表した。
アーレンツ氏はバーバリーのCEOを経て、2014年にアップルに加わった。同氏はアップルが製品を発表する際に常に注目を集める存在であり、同社で最も高額な報酬を得ている幹部だった。
後任は現在、人事部門トップのディアドラ・オブライエ(Deirdre O'Brien)氏、新たに小売・人事担当シニア・バイスプレジデントとなる。
アーレンツ氏は在職中の5年間、アップルストアの大幅な改修などに取り組んだ。例えば「ジーニアスバー(Genius Bar)」を廃止し、「ジーニアスグローブ(Genius Grove)」を設けた。ジーニアスグローブには木が植えられ、アップルの技術者が店内を歩き回れるようになっていた。
だが多くの古いアップルストアはまだ改装されていない。アップルは小売部門の拡張を今は一時停止しているようだ。
アーレンツ氏はまた、「Today at Apple」と呼ばれるストア内での無料講座を推進した。だがアップルストアを「街の広場」にしたいという同氏の考えは、時に判を浴びた。
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[原文:Apple's retail chief, Angela Ahrendts, is leaving]
(翻訳、編集:増田隆幸)