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- 面接で採用マネージャーや面接官に質問すると良い、最も印象的な質問は「あなたがこの組織について何か1つ、変えることができるとしたら、それは何ですか?」。
- ペンシルベニア大学ウォートン校の組織心理学者アダム・グラント教授によると、この質問はあなたが好奇心旺盛でクリエイティブなことを示す。
- もう1人の専門家は次のような質問を勧めた。「会社がコアバリューに従っていることをどのように評価しますか? あなたが改善に取り組んでいることは何ですか?」。
面接で答えることが難しい質問は「あなたなら、どうやって当社を改善しますか?」という類の質問。
回答次第であなたがその企業と業界について、どれくらい調べたかが分かってしまう。それと、あなたがどれくらい思慮深いかも。
ペンシルベニア大学ウォートン校の組織心理学者アダム・グラント(Adam Grant)教授は、面接時に“立場を逆転すること”を勧めた。
質問を求められた時、面接官にストレートにこう聞くと良い。
「あなたがこの組織について何か1つ、変えることができるとしたら、それは何ですか?」
GZero Mediaに掲載されている同氏の動画「Work in 60 Seconds」の中で、グラント教授は、この質問は今まで応募者から聞いた最も印象的な質問と語った。
「面接官に今までにないことを考える機会を与えることは、あなたが好奇心に溢れ、クリエイティビティも発揮できる人物であることを示す」
あるいは、次のような質問も良いだろう。
「会社がコアバリューに従っていることをどのように評価しますか? あなたが改善に取り組んでいることは何ですか?」
Snagajobの元CEOピーター・ハリソン(Peter Harrison)氏は、こうした質問は組織の弱点について知るための敬意を持った方法であるのみならず、会社の運営方法について学ぼうとするあなたの意欲も示すことができると以前、Business Insiderに語った。
あなたはまた、この会社の従業員としてのあなたの弱点について質問することもできる。
The Learning Experienceの元人事担当シニア・バイスプレジデントで、スターバックスの元人事担当エグゼクティブ、トレイシー・ウィルク(Traci Wilk)は、最近、応募者が彼女に以下のように質問したことに印象づけられたとBusiness Insiderに語った。
「このタイプの業界、このタイプのビジネスでの経験がないことは分かっている。だが、他のさまざまなスキルを持っている。私の主な課題は、この会社に慣れることだと思う」
「Work in 60 Seconds」の動画の中で、グラント教授は面接官を考えさせることのできる別の質問をあげた。
「この会社でどんな仕事でも選べるとしたら、何を選びますか?」
(翻訳、編集:増田隆幸)