YouTube/MKBHD
- ここ数カ月、大量のリーク画像が出回り、サムスン Galaxy S10のデザインはほぼ判明した。
- サムスンは、Galaxy S10 Lite、Galaxy S10 、Galaxy S10+などの新機種を2月20日(現地時間)に開催するイベント「UNPACKED 2019」で発表する。
- 新型GalaxyはアップルのiPhone Xが作ったデザイントレンドを打ち破る。新型GalaxyはiPhoneのような「ノッチ」がなく、本体中央上部はまっすぐ、すっきりしている。
- サムスンは、前面カメラを目立たないように配置する解決策を見つけ出したようだ。
現在の「ノッチ時代」は、スマートフォン史上、最も残念な時代。
YouTube/SAMTIME
エッセンシャルフォンのような小ロットのスマートフォンがこのトレンドを生み出したなどと言っている間に、アップルがノッチを広めた。2017年、デザインを一新したiPhone Xを発表した。
Hollis Johnson
ノッチを設けたことで、素晴らしい全面ディスプレイとロックを解除するための顔認証システムが可能になった。だが、まだ不完全。目標は完全な全面ディスプレイのスマートフォン。ノッチは要らない。
Apple
複数のスマ−トフォンメーカーは、当然ながらノッチ問題の解決策を模索している。幸いなことにその一社がサムスン。現在、世界最大のスマ−トフォンメーカー。
YouTube/MKBHD
1月3日、ガジェット関連の情報を数多くリークをしてきたエバン・ブラス(Evan Blass)が、数枚の画像をツイッターに投稿。間もなく発表されるサムスン Galaxy S10だと述べた。
出典:@evleaks
サムスンの前面カメラの解決策は「ホールパンチ」と呼ばれるもの。同社は「Infinity-O」ディスプレイと呼んでいる。Galaxy A8s(アメリカ未発売)に既に搭載されている。
Samsung
サムスンは3つの新機種を発表すると伝えられた。5.8インチのGalaxy S10 Lite、6.1インチのGalaxy S10、そして6.4インチのGalaxy S10+。3機種すべて「ホールパンチ」を搭載していると言われているが、Galaxy S10+は2台の前面カメラを搭載し、ホールパンチが大きいようだ。
Ben Geskin/MKBHD
Infinity-Oディスプレイには違和感を感じる人がいるかもしれない。カメラの位置が中央ではなくアシンメトリーで、あまり美しくない。だが実際には、このデザインが素晴らしい効果を可能にした。
Twitter/Evleaks
このスペースを使っているスマートフォンはほとんど無い。ここは通常、通知アイコンや時間、電池残量などの表示に使われている。
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Galaxy S10のホールパンチが小さいことは大きな魅力。そもそもノッチは良くないうえに、スマートフォンメーカーが小さく作らなかったため、さらにひどいものになってしまった(写真はグーグル Pixel 3 XL)。
Drew Angerer/Getty Images
カメラをディスプレイのコーナーに配置することには、他にもメリットがある。動画を見る時、ホールパンチはコンテンツの邪魔をしない。一方、筆者のiPhone Xのノッチは横位置で動画を見るたびに邪魔をする。
YouTube/MKBHD
他にも、ホールパンチには素晴らしい特徴があるようだ。光る。Ice Universeによると、Galaxy S10はカメラの周辺の画素をコントロールして、リングのように光らせることができるようだ。つまり、ロックを解除する時、あるいは自撮りをする時、どこを見れば良いか分かる。
Twitter/Ice Universe
私見だが、Galaxy S10はホールパンチを備えたカメラの先駆けになるかもしれない。Ice Universeは新たなトレンドになり得ると示唆した。
Twitter/Ice Universe
もちろん、これらはすべて現時点での噂でしかない。情報を鵜呑みにしないことが大切。とは言え、エバン・ブラスとIce Universeはこの分野で実績のある2人、サムスンが2月末に発表した時、ホールパンチをはじめとするこれらのリーク情報は現実になると我々は大いに期待している。
AP
サムスンはGalaxy S10を2月20日開催予定のイベント「UNPACKED」で発表する。
※敬称略
(翻訳:Makiko Sato、編集:増田隆幸)